今年の夏は酷暑!?建物にしてあげられる事は?

6月10日に気象庁が発表したエルニーニョ監視速報では、昨年の春から続いていたエルニーニョ現象が終息し、今後ラニーニャ現象が発生する可能性がある事が示唆されていました。
ラニーニャ現象が起こると日本付近では、夏季に太平洋高気圧が北に張り出しやすくなり、気温が高くなる傾向がある一方、冬季では西高東低の冬型の気圧配置が強まり、気温が低くなる傾向にあります。

そこで今日は、今夏の暑さから身を守り建物も守る方法をご紹介します。

◆遮熱塗料
遮熱塗料とは、太陽光の内建物が熱くなる赤外線を高反射して、表面の温度上昇を抑えることができる塗料です。天候などにもよりますが、表面温度の上昇を15~20度ほど抑えられると言われています。
室内の温度も2~3度さげることができるので冷房にかかる電気代も抑えられます。

ホープハウスがご紹介する「エコ熱レクション」は屋根や壁面に塗布することで温度を上昇させる原因となる太陽光の赤外線を特殊顔料によって効率よく反射し、塗装面の温度を約10~15度下げることができます。

太陽光の熱により、外壁・屋根・窓などの建材の劣化が進んでいくと、建物の価値が下がったり思わぬ修繕費用がかかるなんてことも。 遮熱塗料を用いることで熱による化学変化から建材の劣化や腐食を防ぎ美観かつ高耐久の状態を維持することができます。

◆二重窓・UVカットガラス
暖房効率を上げての省エネや結露防止など、冬場に力を発揮する二重窓ですが、夏にもその効果を発揮します。外から入ってくる日射熱は窓ガラスを2枚通過しなければなりませんので、それだけで室内に入る日射熱は低減するとされている上、二重窓の特徴である窓と窓の間にある空気の層が、冬の時と同様に外と中の熱を分断し伝わりにくくします。
また、夏の強い日差しは、フローリングの日焼けの原因にもなってしまいますが、二重窓に紫外線カットのガラスを使用すれば日射熱だけでなく紫外線も一緒に遮断する事ができます。

●遮熱が賃貸物件にもおすすめなワケ●
2020年、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。
住宅・建築領域では、ZEH化(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や断熱性向上などの省エネルギー(省エネ)にとどまらず、太陽光をはじめとした再生可能エネルギー(再エネ)の設備を設けるなど、脱炭素の動きが進んでいます。
建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(通称「建築物省エネ法」)も改正され、2025年4月以降に着工する全ての建築物に「省エネ基準」への適合が原則義務付けられます。そして、建築物省エネ改正に先駆け、2024年4月から建築物省エネ性能表示制度が開始されています。

制度開始に伴い、各ポータルサイトでは、各物件の詳細ページに「エネルギー消費性能」「断熱性能」「目安光熱費」といった「省エネ性能ラベル」の掲載を開始していますのでこれによって、ユーザーは目安光熱費が分かるようになりますね。
つまり、遮熱塗料二重窓などを用いることで、「目安光熱費」において他の物件よりも有利になってくるといえるでしょう。

本格的に暑い日差しが射す前に今一度建物の遮熱性能を確認し対処しておくことが、この夏は重要になってきそうです。


【ホープハウスお問合せ先】
◇関西◇ 0800-111-2188
◇関東・東海・北陸・九州◇ 0120-708-114

◇信越◇ 025-288-1838
◇九州◇ 092-406-9468
◇北陸◇ 076-204-9328

※建物診断やリフォームについての相談も随時受け付けています。
 皆さまからのお問合せ、心よりお待ちしております!!!
★耐久性、他効果にも優れたフッ素系塗料も扱っております★
★物件の状態、オーナー様のご要望に合わせて、ご相談に応じます★

「梅雨に向けての対策」大雨・雨漏りへの備え

雨の降り方は2000年頃から激変。
より強度の強い雨ほど増加率が大きくなっています。
1時間降水量80mm以上、3時間降水量150mm以上、日降水量300mm以上など強度の強い雨は、
1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています。

棒グラフ(緑)は各年の年間発生回数を示す(全国のアメダスによる観測値を1,300地点あたりに換算した値)。折れ線(青)は5年移動平均値、直線(赤)は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)を示す。<気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)の長期変化 」より引用>


防水性能が低下している時に想定の雨量を超えると、漏水につながる危険性もあります。
特に雨の続く梅雨から台風の時期は、雨漏りが増加する時期でもあります。

今回は雨漏りの原因となる建物のトラブルそれを防ぐ建物診断についてお伝えします。

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4月から省エネ性能ラベル表示。ポータルサイトの対応は?

4月から住宅性能表示制度がスタートし、
1日以降に建築を申請した賃貸住宅においては、
入居募集時に所定の「省エネ性能ラベル」を表示することが
オーナーやサブリース会社の努力義務となりました。
【参考】[4月表示制度スタート]賃貸物件の省エネ性能とは?

不動産ポータルサイト大手はシステム改修を進め、
物件の募集図面などに省エネ性能ラベルが表示されるよう対応しています。

入居付けで一番影響のある「入居者募集用ポータルサイト」の
対応についてみてみましょう。
<2024年4月時点>

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悪質な給湯器点検商法にご用心!

「給湯器を点検する」と称して不安をあおり、
高額な給湯器への交換を迫られたとする被害相談が増えています。

国民生活センターの発表では、悪質な給湯器点検商法による被害の相談件数が
2023年度ではその前の期の3倍に達することが分かりました。

給湯器点検商法はこれまで問題になっていた
屋根点検商法と似ている点が多くあります。
屋根点検商法で騙せなくなった悪質事業者が
新たに給湯器に目を付けたのではないかと言われており、
相談件数は年々増加の一途をたどっています。

賃貸物件では、給湯器の交換は大家さんの仕事であり、
入居者が勝手に給湯器を交換することはほぼないと言えますが、
設備交換が大家さんの仕事であるということを知らない入居者さんや
口車に乗せられて、詐欺の被害にあう方もいます。

戸建ての賃貸物件は特に注意が必要です。
また集合住宅の場合、騙されやすい入居者が集まる、詐欺をしやすい物件と認識されると
業者を装った強盗・暴漢が敷地に入り込み、事件に発展することもあります。

今回は物件も入居者も守るために、話題の給湯器点検商法についてお知らせします。

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不動産のプロが選ぶ!「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備 2024ランキング」

4月から住宅性能表示制度がスタートし、
1日以降に建築を申請した賃貸住宅においては、
入居募集時に所定の「省エネ性能ラベル」を表示することが
オーナーやサブリース会社の努力義務となりました。
【参考】[4月表示制度スタート]賃貸物件の省エネ性能とは?

『住宅省エネ2024キャンペーン』と合わせて、
今後も注目される環境に配慮した省エネ設備。

今回は、全国のアットホーム加盟店を対象にしたアンケートから
「環境に配慮した住まいにおすすめの条件・設備 2024ランキング」を紹介します。

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住まい探しのこだわりと妥協ラインは?

一人暮らしを始めるタイミングとしては進学、就職が大多数を占めます。
30歳以下になると、学生であったり、新入社員であったり、
引っ越しするにもある程度の制約があり、家探しに妥協することも多いでしょう。

今回は若者の住まいのこだわりを見つつ、
どんな物件なら決めてもらえるか考えてみました。

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2024年の住まい&暮らしのトレンドは「持続可能な暮らし」

あたたかな日差しが増え、冬仕様のものを片付ける時期。
服のようにお部屋の模様替えをしたい時期ですよね。

いつもと同じお部屋模様…と言いながらも、
自分のライフスタイルや世間のトレンドに合わせて
少しずつ、新たなものを取り込んでいるのではないでしょうか?

今回は住まい&暮らしの参考にもなる
住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム
「RoomClip(ルームクリップ  https://roomclip.jp/ )」が発表した
「RoomClip Award 2023」を見ながら、自分自身や入居者の人たちの
お部屋づくりについて考えてみましょう。

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やっていますか?入居者の情報更新~入居者のトラブル予防~

政府は3月8日の閣議で、単身高齢者や障害者といった要配慮者の住まい確保を進める
住宅セーフティーネット法などの改正案を決定しました。

社会福祉法人などによる見守りや安否確認機能が付いた
賃貸の「居住サポート住宅」を自治体が認定する制度を新設。
要配慮者の家賃債務保証を担う業者を国が認定する仕組みも設け、
高齢者らが入居しやすい環境を整える支援策も進められています。

孤独死後の対応や家賃滞納の懸念があり、高齢者の入居を拒むケースも多くあると言われていますが、
今後は法人による入居後の支援を充実させ、
大家さんが安心して物件を貸し出せるような仕組みができてくるかと思います。

「それでも、うちでは今後も高齢者を受け入れるつもりはない!」
というオーナー様もいらっしゃるかもしれません。

そんなオーナー様の物件にも、実はすでに高齢者・高齢者候補の入居者がいるかもしれません。

よろしければこちらも合わせてご覧ください。
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愛好者多し?温水洗浄便座

一般社団法人 日本レストルーム工業会によると、
一般世帯での普及率は80%を超え
トイレの水洗化を終えた一般家庭には、ほぼすべてに普及したと推測されるまで定着。

引用:一般社団法人 日本レストルーム工業会

こうした一般家庭への普及は賃貸ニーズにも影響し、
温水洗浄便座に慣れた若者世代ほど「なくては困る設備」となりつつあります。

「この設備がなければ入居が決まらないランキング」<賃貸住宅新聞調べ>を見ても
温水洗浄便座が上位にランクしており、
ポータルサイトで選択できる「条件」にも含まれています。

どのくらいの人が、どんな理由で温水洗浄便座を使用しているか
温水洗浄便座利用者に対する意識調査を見てみましょう。

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2023年下半期 問合せが多かった条件・設備~賃貸編~

不動産情報サービスのアットホーム株式会社が不動産のプロが選ぶ!2023年下半期 問合せが多かった条件・設備~賃貸編~ランキングを公表しました!

これは、2023年7月~12月の間に賃貸居住用物件を探しているお客さまを担当した全国のアットホーム加盟店522店を対象に実施した調査結果をまとめたものです。

今賃貸物件を探している人たちのリアルな要望が見えてきそうですね。早速見ていきましょう!

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