防災備蓄、どのくらい必要?

こんにちは!

今週は台風発生 😐 などで沢山の被害が報道されていますね!

ニュースを見る度に、防災備蓄について考えるのですが、
日ごろの平和ボケから、なかなか行動に移せずにいます 🙁 。

そこで今回は片付け・収納のヒント☆の応用編!
必要なものを選びながら、片付けをして
防災備蓄のストックも収納してみましょう!


地震、大雨、洪水、土砂崩れ…
大きな災害でライフラインが断たれた時に備えて
どのくらいの準備が必要なのでしょうか?

最低限の備蓄と、やっておくと安心という事をまとめてみました。
正解はライフスタイルによって変わると思いますので、
一つの例としてご参考になれば幸いです。

【一人1日に3リットルのお水が必要】
食材の備蓄は
最低3日分(救助がくるまでの72時間分)は用意しておく必要があるとのこと。

<4人家族の場合>
水ならば
12ℓ × 3日 = 36ℓ (段ボール3つ分)
066610 

食材は1日2食として
8食 × 3日 = 24食 (段ボール1つ分くらい?)
066604

*オススメ*
・出来るだけ火や水を使わなくても食べられるもの
・子供が好きな物を選んで保存する
(避難時、子供の元気が大人を救うことがあります)

😐 気づけば賞味期限が切れていた。
👿 こんなにたくさんの備蓄品、置く場所なんてない!
という方にはローリングストック法がおすすめ。
日常的に、備蓄を使用・消費していくという考え方です。

a-2
1.保存食は必要最低限より1.5倍か2倍ぐらい用意
 (賞味期限の違う水と食材を2セット用意すると◎)
2.普段の生活の中で保存食を古いものから食べていく
 (週1ぐらいで、保存食を食べる日を決めていると◎)
3.減った分はまた買い足す

そうすることで、最低限の備蓄が残ることになりますし、
常に備蓄を意識して、もしもの時も慌てず対処できます。

また災害時にはおいしいごはんが、なによりの活力 🙂 になります。
色々な保存食を試してみて、お気に入りのものをストックしましょう!

【用意しておくとよい物】
①リュック 
②ロープ
(二階から降りなくてはならない時などの為)  
③ナイフ  
④眼鏡やコンタクトの予備
⑤下着 (洗濯がなかなかできないので使い捨ての紙パンツ、生理用品もあると◎)
⑥水のいらない簡易トイレ  
⑦ゴミ袋
(透明と黒)  
⑧手動で充電できる携帯充電器  
⑨運動靴
⑩ウエットティッシュ  
⑪手動で充電できる懐中電灯
(ヘッドライトは両手が使えるので便利)
⑫手動で充電できるラジオ  
⑬クーラーバック

😥 懐中電灯の充電が切れてる!
😐 どこに置いてたか忘れた。とっさの時、持ち出せない!

という事態を防ぐため、防災グッズを日常的に使ってみてはどうでしょう?

最近では、日常的に使っていても、ワクワクするような
スタイリッシュなデザインのアウトドアグッズが多く販売されています。

防災グッズがインテリアになるような収納ケースなどもあります。
好きなデザインのものを選ぶと防災グッズの準備に抵抗がなくなるかもしれません♪

ライトなどは小ぶりの物を入手して、
夜中にトイレに行く時などに使うなど日常的に使い慣れておく
いざという時に探したりする時間も省けます。

あるいは、身の回りの物で代用できないか、
ふとした時に考えてみるのもいいですね。

必要な物を選ぶコツとして、
ホテルなどに宿泊されたときの備品を参考にすると良いそうです。
暮らしの中で必要な物はそれで足りるという事です。

【安否確認のルール作りをしておく】
連絡が取れなくなった時の為に、避難場所
安否確認の伝言ダイヤル117があることなど、
手段を事前に話あっておくこと良いでしょう。
ルール作りは夕食時など、全員が集まった際に5分でできる事です。
災害時の不安はパニックや心の健康をむしばみます!
ぜひやっておいてください。
家族会議


まとめてみると、必要な物は限りがない・・・と感じました。

オーナー様の中には入居者に特典として、
防災グッズをプレゼント 🙂 するという方もいらっしゃいました。

入居者の安全はもとより、物件の安心安全も守る
とても良い取り組みだな、と感じました。

 ➡ 余談ですが、小学生の時、給食セットを忘れた子が
校庭に落ちている木の枝を拾ってきて給食を食べていました。
子供ながらに、この子、強く生きていきそうだな・・・と思った事があります。
緊急時、弱気にならず、行動する。
この意気です。(^O^)/

備蓄を考える事が、必要な物を選ぶ力になると信じ、一緒に頑張りましょう!
以上、防災備蓄についてでした!

 

安易な民泊投資はイエローカード~民泊シリーズ004~

2月から東京都大田区で開始した特区民泊ですが
利用件数が5カ月で36件に留まっていることが明らかにされました。
民泊は簡易宿所に比べて設備面でのハードルが低く、
少ない投資で始めることができますが、
7日以上の滞在しか認められていないことや
宿泊者対応についても多くの決まりごとがあります。
☆詳細は過去記事から↓☆
知りたい!民泊☆
大阪で民泊認定!!~民泊シリーズ003~

それでも需要が伸びていること。
また東京オリンピックという特需を控えており、
「民泊は儲かる」というイメージが先行 😕 しています。

民泊の新法制定へ向けた動きが進む中、
「民泊を行うこと自体、法律的にグレー」と言い寄る業者もいるようですが、
旅館業の許可を得ない民泊営業は完全に法律違反!

今回は世界中の旅行者が訪れる京都の民泊事情から
安易な民泊投資が引き起こす問題を取り上げます。


現在、多くのオーナーが空室物件を旅行者向けに貸し出す
「ビジネス民泊」に参入されていますが、
民泊仲介サイト大手のAirbnbに掲載された物件のうち、
少なくとも80%が無許可で民泊を運営している、と賃貸住宅新聞は報じています。

京都市では平成27年12月には、「民泊」対策プロジェクトチームを結成し、調査。
5月9日現在2702件の民宿のうち、68.4%の1847件を
旅館業法上、無許可と推測されることを明らかにしました。

さらに7月13日から「民泊通報・相談窓口」を開設。
違法営業をしている民泊の指導に力を入れています。

京都市がここまで違法民泊の対策に力を入れるのは、
古都ならではの理由 😛 があります。

一般的に分譲マンションで行われる民泊営業ですが、
京都は木造家屋の町屋が民泊に利用する投資目的で購入されている現状があります。

細い路地にひしめきあう木造家屋。
こうした場所でもし、違法に営業している民泊で火事が起これば… 😥 
「119」番通報もしらない外国人観光客の場合、
対応できず大惨事につながる可能性もあります。

他にも騒音問題や
宿泊者の身元を確認しないまま宿泊させることによって起きるトラブルなど
なにか問題が起きることによって
観光都市「京都」のブランドが傷つけられてしまう。
観光客や住民が安心して過ごせる京都が失われてしまうことを
避けるため、早急に対応しているのです。

民泊とは本来、
「自分の家の空いている部屋を旅行客に貸し出し、お礼にお金を受け取る」
ホームステイのような形のものでした。

旅館ともホテルとも違う良さがある「民泊」
京都の方針としては、この「ホームステイ型」こそが
京都の民泊のあるべき姿だと考えているようです。

もちろんこれは観光都市京都だからこそ、
見つけ出された方向性なのかもしれません。


「儲かるから」と安易に民宿を始める前に
本来の民泊の意味を考え「おもてなし」をする。
その心構えがなくては、安全で儲かる民泊運営をすることは
難しいのかもしれません。

とはいえ、2017年以降、民泊新法の制定により状況が変化する可能性はあります。
住宅を宿泊施設として貸し出すことを前提としているので、
今より設備を揃えなくても、民泊として運営できると言われています。
家主不在型の民泊については、行政が認めた「民泊施設管理者」という業者に
管理を委託する義務が発生しますが、
その分安心して民泊運営をすることが可能になります。

営業日数の上限が90~180日というところはネックですが
空き室対策としては、十分活用していけるでしょう。

これからの動向を見据えつつ、
安易な民泊投資、違反営業は避けて、
民泊を新たなビジネスチャンス 🙂 としていきましょう。

 

ランキングが語る「住まいに求める」要素

東洋経済新報社が全国の都市を対象に毎年公表している「住みよさランキング」。
最新となる2016年のランキング結果が、6月にまとまりました。

総合評価1位は千葉県印西市、2位が愛知県長久手市、3位が富山県砺波市となり、
千葉県印西市は、5年連続の1位とトップの座を堅持しています。
ポイントとなっているのは
東京都心、成田空港、羽田空港を結ぶ良好なアクセス
北総地域の中核として、商業・業務機能をはじめ
  大学や行政施設などの中核的施設が集積
豊かな自然環境、公園も道路も広々としていて、のびのび暮らせる
というように「利便性」「快適性」が焦点になっているようです。

こうした住まいにまつわるランキングは色々あります。
今回はランキングを通して見えてくる、
皆さんが「住まいに求めるもの」を考えていきましょう。


まず「住まい」の決定権を握るのは「女性 🙂 」!
ということで
2015年版主婦が幸せに暮らせる街ランキング
(株式会社学研パブリッシング調べ)」を
見てみましょう。

このランキングは全国の主婦に日常生活における幸せ度を聞き、
「暮らし」「家族」「お金」「食事・健康」「モノ・趣味」の5つを指標に
点数化(Happy Quality=HQ指数)したものをランキングにしています。

1位は神奈川県藤沢市、2位は東京都稲城市、3位は兵庫県西宮市となり、
夫の働きやすい「アクセス面」が充実している
子どもの教育に適している「自然が身近」「歴史がある」「文教地区」
せわしい都心から離れ、自分らしく暮らしを楽しむことができる郊外
のような場所を好んでいることが指摘されています。

またショッピングモールが近い所も人気が高く、
週末家族揃ってショッピングモールに出かけることが、
ひとつのレジャーとして考えられているそうです。


次にオーナー様が気になる
2016年首都圏、近畿圏版借りて住みたい街ランキング(HOME’S調べ)」
を見てみましょう。

首都圏の1位は吉祥寺駅(東京都武蔵野市)、2位は恵比寿駅(東京都渋谷区)、
3位は横浜駅(神奈川県横浜市)となっています。
仕事と生活、どちらも楽しめる
ここに住んでいるという「ステータス」の高さ
が人気の理由となっています。

一方「借りて住みたい」で名前が挙がってきたのが中野駅(東京都中野区)。
中野駅周辺は再開発が継続され、新しく便利な街になっている中で、
周囲に比べると賃料水準が割安
という声が多く聞かれました。

★参考資料
http://box.homes.co.jp/wp-content/uploads/2016/01/2016_homes_ranking_syuto.pdf

近畿圏の1位は西宮北口駅(兵庫県西宮市)、2位は大阪駅(大阪府北区)、
3位は京都駅(京都府京都市)。

1位の西宮北口駅は交通の利便性と治安面の評価が高く、
2位の大阪駅は、利便性の高さやステータスの高さが売り。

3位の京都は、厳しい景観条例が施行されていることもあり、
新規物件の供給が限られていますが、それがまた魅力的に捉えられており、
築年数が進んだ物件も賃料水準が高く維持されています。
観光地ならではの楽しみも人気の理由のひとつだとか。

近畿の商業中心地がランクインする中で、
行政サービスの良さが評価されているのが9位の高槻駅(大阪府高槻市)。
京都にも大阪にも交通の便がよく、
保育・教育、育児支援が充実していることから、
定住にも結び付いているようです。

★参考資料
http://box.homes.co.jp/wp-content/uploads/2016/01/2016_homes_ranking_kinki.pdf


やはり「利便性」を求める人は多いですが、
主婦・ファミリーは家族の「暮らしの質」を求め、郊外でも需要があるのに対し、
仕事、学業を優先にする借主は街の「ブランド」「特色」
見ていることが分かります。

ランキングからはまちや人の動向が読み取ることができます。
新たな物件購入やリフォーム時のターゲット設定、
賃貸情報を掲載する時のうたい文句などにぜひ活用してみてください。 😉 

「知らない」が引き起こす若年層のトラブル

賃貸経営の中で、直面しがちな「若年層が引き起こすトラブル」
「これだから若い奴は…」と怒り、呆れることもあるかもしれませんが、
悪気があるわけではなく、「知らない」「予測できない」 😕 など
若者自身の経験不足、知識不足などから起こることもたくさんあります。
また、昨今はスマホの普及や生活難などで新たなトラブルも発生しています。

今回はいまどきの「若年層トラブル」について3つのケースを紹介します。


ケース1 ゴミを捨てられない、その理由は?
部屋をゴミでいっぱいにしてしまういわゆる「ゴミマンションの住人」。
高齢者はゴミを「いるもの」と思って捨てられない人が多いのですが、
若年層はゴミと分かっていても、片づけられない 😥 人が多いのです。

その理由としては
仕事が忙しくて、片づけられない。決まった時間にゴミが出せない
分別が分からず、叱られるのが怖くて出せない
ゴミがどんどん溜まり、どう処理していいか分からなくなって放置してしまう
など、不規則な仕事の増加、コンビニ食で空き容器がたまる、ゴミの分別の複雑化、
近所付き合いが苦手…と色々な原因があります。

マンションオーナーとしてできることは…
ゴミストッカー(集積所)を配置し、ゴミを捨てやすくする
入居時や掲示板への掲示でゴミの分別、回収日を伝える
ゴミ片づけの専門会社のチラシを入れる
入居者とコミュニケーションをとる
手間はもちろんかかりますが、近隣の方の不安を取り除くほか、
ゴミを放置されて引っ越されてしまうという最悪のケースを防ぐためにも
気を付けていきたいですね。

ケース2 フリマで部屋を販売!?自覚のない違反行為
マンションの部屋を宿泊施設としてまた貸しする無断転賃については
また貸しで勝手に民泊運営?で紹介しましたが、
最近は「フリマアプリ・サイト」で宿泊者を募集したり、
単身者用物件で同居者を募集するケースが出てきています。

若者はインターネットを通じて、モノやサービスを個人間で貸し借りしたり、
企業から借りたりする生活スタイル
「シェアリングエコノミー」を違和感なく受け入れているため、
 😉 引っ越したいけど、解約違約金がある。あと○か月代わりに住んでくれる人募集
 🙄 18時~7時ごろまで家にいないから、その時間だけ部屋を貸します
といった行為を「効率がいい」「便利」「Win-Win」と認識し、
「違反行為」と分からないまま、行っているケースがあります。

マンションオーナーとしてできることは…
違反行為であることを通知や掲示で伝える
ことが一番です。入居の際もそういった事例があることを伝え
これが違反行為であることを認識してもらいましょう。

違法な民泊運営と違い、利用するのは日本人が多いということで
なかなか気づきにくいですが、
人の出入りが激しい。知らない人が出入りしている
ということを監視カメラなどで確認したら、注意していきましょう。

ケース3 高齢者だけじゃない!若年層の入居者の死亡
高齢者の孤独死などマンションで起こる事故。
実は経済的困窮や健康問題、ストレスなどによって、
20,30代などの自死や突然死も多いといわれています。
単身者ゆえに発見が遅くなることも。

マンションオーナーとしてできることはなかなかないかもしれませんが
物件内での入居者の死亡事故などに対応する保険に入る
年末年始、祝日でも連絡できる、管理会社の緊急連絡先を教えてもらう
ことは、前もってしておいたほうが良いでしょう。

また自主管理をしている物件の場合、
その後の処理・手続きはオーナー自身で行わなくてはいけません。
不動産屋さんに聞けば、遺品処理の会社も教えてもらえるので、
もしもの時に備え、手続きや連絡先は調べておきましょう


トラブルはあるけれど、学生さんや新社会人は大事なお客様。
遠方から出てきた、初めての一人暮らしといった若者の中には
「家主さんの優しさに救われた 🙂 」と感謝し、
長く住み続ける方もいるそうです。

「若者だからもの知らずで困る」ではなく「若者だから色々教えてあげよう」という
おせっかいな気持ちも今の時代には必要なのではないでしょうか? 😛