入居者に人気の設備ランキング2017

毎年恒例、全国賃貸住宅新聞より「入居者に人気の設備ランキング2017」
「この設備があれば周辺相場より家賃が高くても入居」
が発表されました。

「インターネット無料」が不動の人気 😉 が見える一方で
いままでランク外だった「洗濯」に関することがランクイン!

入居者は今、何を求めているか、見ていきましょう。

※以下2017.10.16全国賃貸住宅新聞 第1292号より


この設備があれば周辺相場より
家賃が高くても入居が決まる TOP10
この設備があれば

やはり今の時代インターネットが強い! 🙂 
単身向けでは3年連続「この設備がなければ周辺相場より家賃が高くても決まる」
ランキングで1位になっています。

インターネットがないと生きていけない時代の中で、
プロバイダーの手続きなど、手間が削減できるのはとても魅力的! 😉 ですし、
家賃の中にインターネット料金が入っていることがお得と感じる人も多いようです。

インターネットが必需品になるにつれて、需要が増えているのは宅配ボックス。
お買い物をインターネットで済ます人が増える中、
ファミリー層からも注目を集める宅配ボックスは設置するだけで
家賃が1000円から5000円ほどあがるため
管理会社側も積極的に設置したいと回答しています。

またホームセキュリティ、防犯カメラなど防犯に関わる設備は複数ランクイン。

浴室乾燥機も防犯に関わる設備とも考えられています。
洗濯を外に干さないことで、
入室者属性や家族構成、夕方から夜に在宅しているか、などが
ばれる心配もなくなります。
一人暮らしの女性にとっても、うれしい設備ですよね。

また今後注目したいのが以下の2点!
★単身者で自炊をする人が急増中 💡
食費の節約、
インターネットでお料理情報が簡単に手に入り、発信できることもあり、
単身者でも料理をする人が増えています。
彼らにとって、使いやすいキッチンは入居の決め手のひとつになってきています。

★省エネ、暖かいおうちに熱視線 💡
近年快適な生活と光熱費の削減が期待できる
断熱仕様の物件が注目されています。
新築・改築に補助金を出している自治体もあるので、
気になる人はチェックしてみましょう。

 

この設備が無ければ入居が決まらない TOP10
これがないと

昨年までランキング圏外だった室内洗濯機置き場
単身者向けで1位、ファミリー向けで3位となりました。
・室外に洗濯機があると、風雨にさらされて劣化が早まってしまうのでイヤ 😕 
・冬の寒空の下で洗濯をしなければならず、不便 🙁 
・日中に洗濯ができないけど、夜、外で洗濯するのは怖い  😐 
・洗濯物が盗まれそう 😯 
といった理由があるそう。
女性にとってはバストイレ別よりも切実なニーズになりつつあります。

新しく洗濯機置き場を作る場合はベランダは避け、
できればキッチンなど室内に設置できるよう考えてみましょう。

若い方以外の単身者が増えてきたこと、女性も昼夜働くことなど
人々の生活が変わっていくことで、求められる設備も変化していっています。

ランキングやターゲットとなる人の生活をイメージして、
満室につながる部分へ投資していきたいですね。

11月9日は「換気の日」

 😎 11月9日(いい空気)は、「換気の日」と言われています。
本日は、住まいの換気についてお届けします 😉 

 😆 まずは、住まいの湿気空気の汚れのお話から・・・

水蒸気は、一日で一体どの位発生していると思いますか?
・・・なんと!一日で10リットル以上
牛乳瓶75本分もの結露が発生しているんです !
湿気の多い環境は、建物だけでなく私たちの身体にも
影響を与える可能性があります。

そして、もう1つが空気の汚れ問題。
私たちが呼吸を続ける限り、CO2は発生し続けます。
平均的な成人で一日約480リットル
家庭用のゴミ袋に換算すると、10個以上ものCO2を
生み出していることになります。
小さなお子様が居るご家庭にとって、空気の汚れは特に
気になるところですよね。

 以上のことから、いかに室内の換気が重要かわかりますね。
換気の方法には、大きく分けて機械を用いない「自然換気」と
機械を用いた「機械換気」があります。

 💡 今回は、「自然換気」に注目してみましょう。
 
ただの自然換気ではない!パッシブ換気とは
自然換気は、気圧や自然の風の流れで
空気を入れ替えることです。

この自然換気では、空気の入れ替えが安定に行えない
というデメリットがあります。
そこで近年注目されているのが、「パッシブ換気システム
という方法です。
簡単に説明すると、“計画自然換気”と表すことができます。
パッシブ換気のシステムはとてもわかりやすくなっています。
空気を部屋に取り入れる給気口を設置し、そこから吸収された
空気が床下換気で暖められ、家全体に暖められた空気が巡る
というシステムです。

パッシブ換気のメリット
・快適性がアップ!
きちんと家全体に換気システムが行き届いていなければ、
リビングが暖かくても2階はまったく暖かくならないなど、
部屋によって差が出てきてしまいます。
しかしパッシブ換気は、床下暖房のおかげで家中どこでも暖かく
冷気を感じることもまったくありません。

・寿命が長い
機械を使用した換気システムだと、定期的なメンテナンスが
必要で、機械が故障してしまうこともありますよね。
しかし、自然換気システムを取り入れているパッシブ換気は、
機械のようにメンテナンスをこまめに行う必要はありません
そのため、メンテナンス費用がかからず、ずっと使い続ける
ことができます。
また、パッシブ換気にすると床下が乾燥状態になり、
家の耐久性がアップします。

・電気代がほとんどかからない
最大のメリットは、「環境にやさしい省エネシステム」であること。
パッシブ換気は機械に頼らない換気システムであるため、
無駄な電気を使わずに自然エネルギーで換気することができます。
たったエアコン一台で家の中にあるすべての部屋に暖かい風を
送り込むことができます。
一部屋ずつエアコンをつける必要がないので、手間も省けて経済的です。

パッシブ換気を導入する方法・注意点
以下のポイントをクリアしておかなければ、パッシブ換気を
取り入れることはできません。

  • 床下吸気(絶対!)
  • 空気を家全体に送るための床ガラリ・間仕切り壁
  • 排気用煙突
  • 床下暖房
  • 基礎断熱の導入
  • 基礎形状

導入方法としては、基礎断熱を導入できる基礎形状をきちんと
選定しておかなければならないでしょう。
基礎形状がしっかり計画されていなければ、スムーズに
換気をすることができないので、注意が必要です。

★★クリアしておかなければいけない条件は沢山ありますが、
「低コストで換気システムを取り入れたい!」という方には、
最適なシステムと言えます。
換気方法にお悩みの方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。★★