安心をプラス。成約率を高める「ポップ広告」

25be651066e542d680ab95779b0e40ff_sスーパーや本屋などでも見かける
「オススメ!」「新発売」「ここがいい」など
商品情報が詰まった「ポップ広告(POP広告)」。

ポップ広告は大家さんやスタッフに代わりに商品やサービスについて紹介してくれる
宣伝とコミュニケーションの役割を果たしてくれます。

今回はこれを使って、成約率をあげる方法を考えましょう。


■ポップ広告を設置するメリット
・付近ライバル物件との差別化
ポップ広告戦略は、空室対策として、メジャーになってきていますが
実際に行動に移している人は少ないです。
数件内覧をする中で、必ず印象に残る物件になれます。

・滞在時間が長くなり、物件印象が増える
ひとつポップを見つけると、なんとなく気になって、
部屋の隅々まで見てくれるかもしれません。
ポップは滞在時間を長くするきっかけづくりになります。

・お部屋の良い所や隠れた良い箇所を効果的にアピール
「 😀 シューズボックスにブーツが入る」
「 🙂 インターネット無料使い放題」
「 😉 ピクチャーレールで絵などが飾れます」
など、パッと見ただけでは分からない物件のいい所は
ポップが説明してくれます。

・ポップを通じ、住んだ様子を思い描くことができる
「 😉 カーテンのサイズは●●」
「 🙂 花火大会の花火が窓から見えます」
など、入居希望者の想像を膨らませ、住んでみたい、と
思う部屋を演出することができます。

・内見時の営業員が不慣れでもポップが勝手に営業してくれる
営業員も色々努力はしますし、大家さんと連携をとろうとしますが、
どうしてもお伝えできないところはでてきます。
そんな時、大家さんがどうしても伝えたいことはポップで伝えることができます。
 

■効果的なPOPとは?
・注目される色使いは2色が基本!多くて3色
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注目させる色使いとは、2色が基本。3色が快適。4色が不快と言われています。
パッと注目されるのは「黄色地に黒地「黒で縁取った赤」ですが、
メッセージカードなど、色がたくさんあるものなら、
太い黒字でアピールしてもよいでしょう。


・心が伝わる手書きで簡潔PR
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画像はワードで作成していますが、おススメなのはやっぱり「手書き」
筆ペンなどで心を込めてかけば、目に止まりやすいです。
伝えたいことは簡潔に大きく!
目に引く一言の下になら小さい字で詳細をかいても良いです。
また入居者の声なども使ってみると、いいでしょう。

・イラスト入りで、わかりやすくpop1
イラストは見ただけで分かりやすいので、積極的に使用しましょう。
イラストを描くのが難しければ、シールやチラシからの切り抜きでも大丈夫!
1枚のポップでもできる限り手をかけてみましょう。

・ ポップの数は、多くても3つにする
「 🙂 いいポップがいっぱいできた!いっぱいPRしよう」という気持ちは分かります。
しかし実際に内覧者が見ることができるポップは、せいぜい1か2個ぐらい。
文字を見るのは、なかなか面倒なんです。
PRにホワイトボードを使用する手もありますが、あまり文字を書いても伝えきれません。

玄関扉を開けて、パッと目のつくところへまずは一つポップ広告を。
分かりにくい場所にはおかず、目線の高さで見てほしい所へ誘導しましょう。

 

 
 ポップがあると、大家さんの人柄が入居者さんはもちろん、仲介人にも伝わります。
仲介人のアシストもしながら、一緒にお部屋を埋めるためにも
是非一度、ポップ広告に挑戦してみてください。

来年の色のキーワードは「あたたかさ」と「活気」

11月16日は1116(いいいろ)の日!
一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)から
毎年恒例の「今年の色、来年の色」 が発表されました。

2018年の色は「ホームステージングにも外せない!流行りのカラー!」でも
ご紹介しましたが、
◆ビジョナリーミント◆
チョコミントのようなパステル調の緑が今年のトレンドカラーと発表されました。
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確かに情報誌「日経トレンディ」が紹介した2018年のヒット商品ベスト16にも
チョコミントがランクイン。コンビニや飲食店でよくこの色を見かけました。

2019年はどんな色が選ばれたのでしょうか。


 来年(2019年)の色としては、
アウェイクニングオレンジ(Awakening Orange)が選ばれました!orange

アウェイクニング(Awakening)とは「覚醒・気づき」を意味します。
今年はパワハラやセクハラ、たくさんの問題が明るみに出て、
今までの慣例やなあなあになっていたことを変えていこうという世調が強まった
一年になったかと思います。
2019年は明瞭な意識で未来に踏み出すという
前向きなエネルギーをオレンジで表しています。
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オレンジの香りを嗅ぐと私たちは目の覚めるようなフレッシュな感覚を覚えます。
色を見るだけで、そのイメージがパッと思い浮かぶのではないでしょうか?
未来へ一歩踏み出す躍動感や生き生きとした生命の力を感じさせる一方で、
あたたかなひだまりや楽しくにぎやかな会話を連想させるオレンジは
男女問わずに愛されるカラーです。
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2019年のキーワードには、性別や文化、価値観などの違いを理解し、
多様性を認めるダイバーシティが謳われるようになっていることから
「コミュニケーション・寛容さ」や、
東京五輪開幕が迫っていることから「スポーツ・健康」などが挙げられています。
そうしたイメージにもぴったりな色ですよね。

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とってもエネルギッシュな色なので、壁紙に使うと、
逆に安らげない…という面もあります。

一方で、キッチンや玄関扉といったところに使うと、
アクセントにもなりますし、印象に残る部屋にもなります。

世界的に有名なのがアメリカ「PANTONE」社が発表した
2019年のトレンドカラーは◆リビングコーラル◆
livingcoral
アウェイクニングオレンジ同様、
活気と暖かさを感じさせるとともに、
まろやかさ、やわらかさを含んだコーラルの色合いは、
男性でも女性でも、身の回りの取り入れると、笑顔になれそうですよね。
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アメリカ「PANTONE」社は日々の生活の中に
デジタルテクノロジーやソーシャルメディアがあふれる今、
人々がふれあいや実体験を探し求めて生きていると分析しています。
リビングコーラルは自然界での滋養溢れる色であるとともに、
そうしたデジタルの中でも、生き生きとした存在感があります。

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建物で使うならば、白やベージュとの相性が抜群。
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バスルームやお部屋の一角をピンクにすれば、温かみのある印象になります。
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また濃淡のあるピンクを組み合わせることで、甘すぎない、
でも可愛くて親しみあるの印象になります。

 

部屋と人々のかかわりが徐々に変化していることを表したのが
2018年秋冬JAFCAプロダクツ&インテリアカラー。
今回は自分と部屋との関わりをテーマとしたStance スタンス」
カラーグループとして提案しています。
参考:https://www.jafca.org/colortrend/productsandinterior/2018AW.html

デジタルテクノロジーの進歩により、今は家にいながら仕事も会話もできる時代。
プライベートな空間であった部屋が
オフィシャルな場に早変わりすることもあります。

そのどちらも大切にできるような
「穏やかな空間と構えが必要な空間」対「自分」をテーマにした、
4段階のカラーグループをご紹介します。

甘え Stance 1.0
甘え Stance 1.0
自分が自分でいられる、静かで、穏やかな空間を作るための色。
甘すぎないペールカラーと、全体を引き締めるためのダークカラーとで
構成されて、心落ち着くお部屋にぴったりです。
毛足の有る素材、艶消しだがすべらかな手触り、紙のような質感、
フロストガラスのような半透明、などの素材で表現するのがお勧めです。
 
眠り Stance∞
眠り Stance∞
寝室はもちろん、最近はやりのプロジェクターを使った
シアタールームにもピッタリの色合いです
ビロード調など、色の深みを表現できる素材ならば、
光の具合でも色合いが変わり、おもしろみのあるお部屋になりそうです。
 

和み Stance2.0
和みStance2.0
温かい気持ちになれる色合いです。
ベタ塗りで使うと、少し荒っぽいイメージになってしまいますので、
光沢のある絹を用いたり、白壁に線で描いたりすると、
洗練されたスタイルに見えます。

気取り Stance3.0
気取りStance3.0
ビジネスやパーティーの場などに使用すると良いでしょう。
黒を地に他の色を柄としていれてもよいですし、
金属素材との合わせもモダンですてきです。

 

あらたな入居者のためにモデルルームを作ったり、
退室後のリフォーム、リノベーションをする時期。
トレンドの色を取り込んで、
 人気の出るお部屋づくりを考えてみてはいかがでしょうか?

迫る繁忙期。早期化する家探しの対応とは?

年の暮れ迫る今の時期、皆さんは不動産をお任せしている
管理会社や不動産会社の方と連絡は取っていますか?

「自分も忙しいし、連絡取りにくいな 😕 」
「年明けからで大丈夫でしょう 😉 」
などと油断していませんか?

不動産業は実は12月が閑散期。
この期間を「1月の繁忙期前のお休み期間」ととらえるか
「1月に向けてスタートダッシュを決める時」ととらえるか
2~3月までに空室を埋められるか否かが決まってきます。

今回は今年中にやっておきたい、空室対策についてお話します。


■入居者の動きが早まっている!?その理由とは
人口減少で経営が厳しくなっているのは、賃貸だけでなく大学も同じ。
各大学は早めに学生を確保するため、AO入試や推薦入学など
さまざまな入試制度を用意しています。
中には、年内までに合格者の半数を決めてしまう学校もあるほどです。

遠方から受験する学生の親のなかには
試験や合格発表に同行し、その日の内に不動産屋さんを回り、
子どもの部屋を決めるという人もいます。

人事異動にともなう転居についても
最近は家族に配慮し、早いタイミングで内示を出している企業も多く、
10~12月は決してゆっくりしていられる期間でないことが分かります。

■転出情報を予測して、情報をすかさず提供する!
入居する方が早く動くということは、
実は転出する側も早めに退去予定が決まっているということです。
学生であれば、卒業やキャンパス変更のタイミングは分かりやすいので、
一度不動産会社側などから「今年度の退去予定はありますか?」と確認、
あるいは入居者に一斉DMなどを送ることができるのであれば、
「今年度の退去予定はありますか?またそれはいつ頃を予定していますか?」
など、事前にヒアリングをするとかなり助かります。

ポータルサイトにも「4月入居可物件」など掲載できると、◎です。

■「空室」「空室予定」が役に立つ!
広角カメラで部屋を広く見せる ことが流行っていましたが、
サイトで見る部屋の広さと内覧時でギャップができて、
うまく成約しないというお話もよく聞きました。

今は、実際の部屋の大きさを伝え、そこでの生活のイメージを伝えることが
より成約につながると言われています。

そこで有用となっているのが「VR内覧」「ホームステージング」です。
■VR内覧
WEBからでも360度画像が見ることができます。
内覧に行かなくても、気になる部分がチェックできて、
そのまま成約につながることもあります。
■ホームステージング
実際にどのくらいの家具が置けるか、どんな生活ができるかを
イメージしやすくなります。
VRとの合わせ技で、さらにリアルな情報をWEBで多くの人に
伝えることができます。

現在空室がある、あるいは今後空室になる部屋があるなら、
是非VRの撮影とホームステージングをしてみましょう。
現在入室中であっても、同タイプのお部屋の紹介ができるだけで、
物件の印象も強く残ります。

もし入居者に協力してもらえる(寮などであれば在学生に許可を得て)ならば
お部屋を実際に見せるのも手です。

 

■今からでも間に合う!空室対策投入!
エアコン、温水洗浄便座はもちろん、
トイレ・バス別、ネット無料、宅配ボックスなど、
空室対策としておすすめされる投資設備は多々あります。
ただどれも1~3月工事期間をとって導入では、「入居者募集に間に合わない! 😐 」と
お思いではありませんか?

実はポータルサイトなら特記事項に「4月1日からネット無料!」など導入日
きちんと書いていれば、データベースの項目を増やすことができます。

導入を予定しているのに、ポータルサイトで項目のチェックを増やしていない人は
その分、閲覧数が1万単位で損していることもあるので、
設備導入の際は、ポータルサイトの更新、
そして仲介の人の口添えもお願いする
ことが大事です。

 

物件を探す人がスピーディーになっている今、空室の情報も
「スピーディー」にかつ「分かりやすく」伝えることが必要になっています。

12月の内に仲介の方や設備導入の企業などとしっかり連絡をとり、
万全の態勢で1月頭から入居者をゲットしていきましょう!