不動産情報サービスのアットホーム株式会社が「不動産のプロが選ぶ！2023年下半期 問合せが多かった条件・設備～賃貸編～ランキング」を公表しました！

これは、2023年7月～12月の間に賃貸居住用物件を探しているお客さまを担当した全国のアットホーム加盟店522店を対象に実施した調査結果をまとめたものです。

今賃貸物件を探している人たちのリアルな要望が見えてきそうですね。早速見ていきましょう！

2023年下半期に問合せが多かった条件を聞いたところ、
「転勤のため引っ越したい」が2023年上半期に引き続き1位となりました。

コロナ禍で企業が自粛していた「転勤」はすっかり復活しています。
一方で、職場までの通勤については、コロナ禍を経て、考えを巡らす人が多いのか、
２位は「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」がランクイン。
「職場から徒歩圏内を希望される方が多かった」というコメントもありました。

３位は「毎月の家賃を下げたい」。
昨今、賃貸マンション・アパートの平均家賃は上昇傾向にあったり、
物価が上昇したり、と生活が厳しい中、家賃を見直す人も多いようです。
＜参考：家賃を見直すなら今？繁忙期前に適正家賃を探る＞
部屋数が少なくてもいい、同じマンション内の家賃が安い部屋でもいい、と
さまざまな形で家賃を下げようと動く人もいるようです。

設備編の1位は「駐車場」で、2023年上半期から+0.5ポイントとなりました。
不動産会社からは「電気自動車のため駐車場に充電器もしくはコンセントが欲しい、と
言われることが多くなった」というコメントも見られ、
電気自動車を所有している人からの問合せも増えているようです。

「2023年日本EV検討意向（EVC：Electric Vehicle Consideration）調査（J.D.パワー ジャパン調べ）」を
見ると、「30～40代男性」のEV検討率は半数を超えており、
特に年収600万円以上の世帯で顕著です。
車を所有する中・高所得者層の住む賃貸マンションの場合は、
電源の確保をしてもよいかもしれません。

2位は「インターネット接続料無料」。
2021年の調査開始以降2位以内をキープする人気の設備です。
９位に「通信速度の速いインターネット」がランクしているところからも分かるように
インターネット環境を重視する入居者は多く、
無料だけでなくそれなりのインターネット環境が必要になります。

次いで「洗面所独立」が3位にランクインしました。
洗面所独立は家賃が高くなると分かっていても、
譲れない条件として「洗面所独立」をあげる人も多くいます。
水回りは思っているよりも置いておきたい小物が多いので
収納のある独立洗面台を希望する人も多いです。

問い合わせが多かった条件や設備が自物件にあった場合、
不動産屋さんやポータルサイトでしっかりPRできるように
準備をしておきたいですね。

■条件や設備に当てはまる写真を掲載する
■マイソクに入れてもらう
■リフォームなどで設備が増えた場合は不動産屋やポータルサイトに
　しっかり反映する

など、多くの人のお問い合わせ、検索条件に引っかかるよう
努めていきましょう！