「梅雨に向けての対策」大雨・雨漏りへの備え

雨の降り方は2000年頃から激変。
より強度の強い雨ほど増加率が大きくなっています。
1時間降水量80mm以上、3時間降水量150mm以上、日降水量300mm以上など強度の強い雨は、
1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています。

棒グラフ(緑)は各年の年間発生回数を示す(全国のアメダスによる観測値を1,300地点あたりに換算した値)。折れ線(青)は5年移動平均値、直線(赤)は長期変化傾向(この期間の平均的な変化傾向)を示す。<気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)の長期変化 」より引用>


防水性能が低下している時に想定の雨量を超えると、漏水につながる危険性もあります。
特に雨の続く梅雨から台風の時期は、雨漏りが増加する時期でもあります。

今回は雨漏りの原因となる建物のトラブルそれを防ぐ建物診断についてお伝えします。


■<雨漏りの原因>外壁のひび割れ

ひび割れが発生する原因として、
・乾燥
・凍害
・中性化
・温度変化
・型枠のはらみや付着
・地盤沈下や地震
・塩害
・劣化・疲労
・支保工の沈下
・コールドジョイント
・不同沈下

が上げられます。

※不同沈下:建造物の基礎の沈下が全体に不均一であること。
※コールドジョイント:コンクリートを打設した面が固まって、
 後打ちするコンクリートと接着しない接合面のこと

コンクリートは引張応力が弱いため、体積の変化や不自然な力が加わると、
ひび割れが生じやすい特性があります。

原因はさまざまですが、
劣化を放置すると、徐々に重度劣化へとつながり、
漏水や建物の寿命自体に関わる重要なトラブルにつながります。
早期に対策をすることでひび割れの防止や最小限の被害に抑えられます。

■<雨漏りの原因>屋上防水の劣化

屋上は風雨や雪、日光などの外部からの自然要因に最も直接的にさらされる場所です。
防水の構造は基本的に「下地→防水層→トップコート」の3層構造となっており、
防水のひび割れは、最上層のトップコートのみに発生することがほとんどです。

そのひび割れから防水層の中まで水分が入り込むことによって
防水層の劣化が進み、防水層自体の耐久性も低下させ、結果的には建物の内部へ侵入してきます。

正常時は、トップコートに貼られた塩ビシートやウレタン樹脂などが水をはじき、
躯体を雨水から守ります。

トップコートが太陽光の紫外線により劣化し、
風化・チョーキング
を起こします。
トップコートに雨水がしみこみ、ゴムシートなどの防水層の劣化を促進させます。

躯体より湿気のわき出しやクラックからの漏水により、
躯体と防水層の間が剥離して、浮きになります。
放置しておくと防水層や下地の硬化や断裂につながります。

経年劣化や硬化が原因で防水層や下地自体にクラックが入ります。
そうなると雨水が躯体まで侵入し漏水が発生します。

<雨漏りの原因>シーリング材の劣化

シーリング材とは、建造物の気密性・水密性を保つために
外壁や窓枠等の継ぎ目や隙間に施工されるペースト状の建築材料のことです。

経年劣化や外的要因によって、本来持つべき伸縮力の低下や破断、
ブリード(にじみ)による汚染などにより、シーリング材は劣化します。
建物に使われる部材の中でも劣化が早いため、定期的な点検が必要です。

また劣化したシーリング材は劣化したシーリング材を新しいものと取り替える
「シーリング打ち替え工事」が必要になります。

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