子どもは想像力や発想力が大人よりも優れていますよね。
物事を教えているつもりがいつの間にか逆に教えられていた、なんて事も。
今回は子どもの遊ぶ様子を見て、微笑ましくも驚いたお話です。
私の娘が3歳ぐらいの時の事です。
その頃少しずつではあるものの文字を読めるようになっていました。
認識できるのはまだひらがなだけで、きちんと意味の通じる言葉として読めるものはほとんどないのですが、それでも文字を読めるという事がよほど嬉しかったのだと思います。
お散歩に行くと目に入る看板を次から次へと楽しそうに読み上げていました。
その日も看板を指さして読み上げる遊びに夢中で、
『“ことり”だ!ママ、見て!“ことり”って書いてあるよ』
と大はしゃぎ。
ですが、辺りをどれだけ見回してみても、“ことり”の看板は見当たらないのです。
(“ことり”なんて看板どこにも…)
と思いつつ、彼女が指さす方向をよく見てみるとそこには、緑色の“ニトリ”の看板。
(…ニトリ…???…ニトリ…ことり…!!!なるほど!!!)
カタカナが読めない娘は、カタカナの「二」を、ひらがなの「こ」に読み替えていたのです。
「リ」はひらがなもカタカナもほぼ変わらないので問題なく読めた様子。
ですが、「ト」はひらがなの形とは少し違います。
不思議に思って、「ト」は何で読めたのか聞いてみました。
すると、
『トトロの“ト”! 』
と満面の笑み。
たった3文字の単語ですが、彼女の持てるすべての知識を使い、柔軟な発想で読み解き、自信をもって教えてくれる姿を見て、子どもの成長に感動した瞬間でした。
新しい事をインプットするのが楽しくて、それをアウトプットするのも楽しい。
そんな娘の姿を見ていると、大人の私達も彼女に倣い、インプットとアウトプットを日々意識すれば、新鮮で斬新なアイディアへと繋がって行くのではないかと感じました。
今後も皆様の賃貸経営のお役にたてるよう、子どもの頃の貪欲さで日々精進して参りたいと思います!