前回(ホープハウスの1コマ★~年末年始編~)から始まり、ご好評いただいた『ホープハウスの1コマ』第二弾!
ご案内させていただく中で、リフォームをされる際のきっかけなど皆様とお話しをさせていただき沢山の想いが伝わります。
今回はそんな沢山の中から、奥様に対するオーナー様の想いが溢れたお話しをご紹介させて下さい。
5年程前に仲介業社を通してご紹介いただいたのがオーナー様との出会いでした。
日頃からご連絡をさせていただいており、物件に関するお困り事などがないかお聞きしているうちに、奥様がご病気で車いす生活を送られることになったとの事をお伺いしました。
そこから、賃貸物件ではなくお住まいのトイレの出入り口が狭いため、
車いすでの出入りが困難な事から「トイレの出入り口を大きくしたい」というご相談のご連絡をいただきました。
ご訪問に伺うとオーナー様と奥様のお二人でお出迎えいただきました。
そして、現場を見せていただく際にオーナー様より「自作の図面」をお渡しいただきました。
そこには車いすでも出入りが楽に出来るように、袖壁を撤去して開口寸法を拡張し、引き戸を取り付ける作図が書かれていました。
beforeでは、照明スイッチと換気扇スイッチが外側にありますが、
afterでは、ドアを引き戸にすることによりスイッチの位置が被るため
室内に移動し、センサーライトに変更と書かれておりました。
その図面を見ながら打合せをさせていただき、終始奥様が笑顔でニコニコされておられたのが今でも印象に残っております。
また、その奥様の姿を見られてオーナー様も笑顔が絶えず、とても素敵なお打合せが出来ました。
オーナー様の奥様を想う気持ちがとても伝わり、奥様が「安心して、楽しく、快適に暮らせる部屋」をお届けしたいという気持ちがより膨らみました。
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その後、お見積りをご提出させていただき奥様も交え商談させていただきました。
契約の際には奥様は同席されず、別室にいらっしゃったと思います。
きっと値交渉する際の「お仕事で見せるような厳しい表情」を奥様に見せたくなかったんだろう・・・。と、オーナー様の優しいお気持ちが何となくですが伝わる瞬間でもありました。
何度かお電話をいただき、見積りの件でお話しをさせていただきましたが、オーナー様と奥様の想いを実現させる為、何とか金額も見直し無事に受注に至りました。
奥様がご入院されるとの事でその間に工事を済ませたい。というご要望もございましたので迅速に段取りし、退院までの約2ヵ月間で、無事お引渡しに至りました。
お引渡し後の次の日にご入金のお礼のお電話をさせていただいた際、奥様のご様子をお伺いすると「とても喜んでくれて快適に過ごせています」とのお言葉をいただきました。
ご病気をされてご不安な中でも奥様が笑顔で過ごせるのはきっと工事の良し悪しより、オーナー様の奥様を想う「優しい気持ち」が伝わっている証拠だと感じ、とても心温まる出来事でした。
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