入居の決め手ポイント(シングルマザー編)

だいぶ内容が充実してきた「入居の決め手ポイント」シリーズ!
▼前回までの記事
ファミリータイプ編
女性ワンルーム編
女性ワンルーム編その2
女性1K編
女性1K編その2
男性シェアハウス編

今回は今までの内容とまた違う、
二人の息子さんを育てるシングルマザーの方に
入居の決め手を聞いてきました!


かれこれ18年…
二人の息子を育てるシングルマザー 😀 
引っ越しも転勤・転職・子供の進学に合わせ数回経験をしました。

正直、金銭的に余裕のある引っ越しを経験しておりませんので、
かなりシビア 😡 に引っ越し先を決めてきました。

●一番優先するのは家賃
シングルマザーとしての所得はご想像通り、高所得ではありません。
出来るだけ抑えたい所です。

私の場合、地域相場を考慮しても間取りは
2DK以上(共益費込)で5~6万円以下
で探しました。当然、綺麗な新しい物件!と言う訳にはいきません…

しかし、その中でも子育てする上で、
そして女性としてどうしても譲れないという条件をいくつかあげてみます。

①階数、環境には気をつかう
周りにはやはりとても気をつかいます。
子供が小さい頃は足音や騒がしい声 😥 などに配慮し、
1階のお部屋や子育て世代が多い物件を探しました。

②畳でもOK!
お家賃を抑えると、フローリングにリフォームせず畳のままという部屋が
結構な確率であります。
確かに見た目はフローリングがオシャレですが、
畳の部屋は足音の騒音軽減にもなり子育て中の私は個人的に嬉しい環境でした 😉 
ただし、畳は素足で歩いたり寝転がったりするので
新品でなくてもキレイな状態がうれしいです 🙂 

③ユニットバスはNG!
子供がいる為、ユニットバスは手狭ですし、
衛生的にもお風呂とトイレは別が必須でした。
過去にはガス釜のお風呂の時もありましたが、
シャワー付きで比較的新しいタイプだったので不便ではありませんでした 😉 

④子供のために色々な料理ができる台所
台所はガス台設置可能物件を優先しました。
(IHコンロ付き物件にはお値段的に手が届きませんでした)
子供達の為のバランス良い食事作りには
魚焼きグリルの付いたガス台が設置できる事はとても大事でした

⑤子供の年齢によって借りたい物件の条件が変化 
少し子供が大きくなり個室が欲しくなる年齢になると、
同性ではない息子達の為に間取りを気にしました。
合わせてお風呂場に脱衣所がある物件を探しました。

他にも共有部分などの環境もみて、
安心して子育て出来るかどうか基準としてきました。

その他、部屋の雰囲気、採光(明るさ)など、
楽しく生活ができそうなイメージが膨らんだ部屋 😀 を選んできたように思います。

もちろん、そういうおうちづくりをされている大家さんの存在も大切。

古い建物では、設備系の不具合が急に発生し、
大家さんに連絡する機会が多かったように思います。
親身になって頂き、特にお風呂などは困るからと
早い対応をして頂いたりしたことが、とてもありがたかったです 🙂 

外階段が暗く足元が見えにくいのでとても不便を感じている事を、
掃除をしてくださっていた大家さんに伝えると、
週末には人感センサーのライトを設置して下さったり、
時にはハチの巣退治までして下さったりと、
とても頼りになる大家さんの物件もありました。

ハチの巣退治!は危険なので、そこまでとはいいませんが、
・スピーディーに対応
・困った時に頼りにできる、
・困りごとを伝えやすいコミュニケーションを普段からとって頂く
そんな大家さんは子育て世代はもちろん、住んでいる人にとっても安心。
「この大家さんのおうちに、長く住みたい 🙂 」と思わせてもらいました。

 

入居の決め手ポイント(男性シェアハウス編)

前回から引き続き「入居の決め手ポイント」シリーズ!
▼前回までの記事
ファミリータイプ編
女性ワンルーム編
女性ワンルーム編その2
女性1K編
女性1K編その2
 

今回は初の男性シェアハウス編を情感豊かにお届けします。


これは10年ほど前、岡山で一人暮らしをしていた大学生の
就職決定から急遽2月に東京勤務通達、賃貸を決めるための
慌ただしくも、たくましい、上京物語である。
 

兵庫県にある実家を飛び出し、岡山県の大学で過ごした6年間。
僕は、その間ずっと
1k 10
3階築5年を55000円、駐車場5000で一人暮らし。

 

無事、実家のある関西に勤務地がある企業に就職を決め、
当然勤務希望地も関西。
これで一安心と論文発表の用意に追われつつも、残りの学生生活を楽しんでいた。

忙しくも、充実した日々が様子を変えたのは、2月に来たある電話がきっかけだった。
人事「勤務地東京になったから 😉 」
僕「あ・・はい 🙁 」

 

初めての会社の指令に従うしかない新卒の僕。
全国展開している企業だったので、転勤の可能性は考えていたが、
まさか入社から東京だとは思いもしなかった。

 

もちろん、田舎の岡山に慣れた僕にとって東京は憧れの場所だ。

しかし、怖いところなんじゃなかろうか、と不安もある。

色々な思いがよぎったが、
とにかく急いで新生活の住処を決めなくてはいけない。
まずは会社が契約してる不動産屋さんから物件の資料を送ってもらった。

勤務先は新宿。

新宿・六本木・渋谷は聞いたことがある。
賑やかそう、と同時に怖そう、というイメージもある。

かといって、他の資料に載っている新小岩やら板橋やらは初めて聞く地名ばかり。
不安だ。

おまけに築古でも1Kで家賃7万。
トイレも風呂も一緒のユニットバスタイプが多い。

僕の中では築浅物件で風呂トイレ別が必須
ここだけはどうしても譲れなかった。

しかし僕はまだ新卒。
家賃は給料の3分の1以下の7万くらいに収めたい。

調べてみたが東京でそんな物件はない。
岡山とは違うのだ。

 

途方に暮れてた僕に研究室の友人があるアドバイスをくれた。
友人「シェアハウスにすれば? 🙂 」
僕「シェアハウス? 😯 」

10年以上前、シェアハウスは今ほど一般的な言葉ではなかった。

シェアハウスってなんだろう。と思い、
キーワード検索するとシェアハウスの検索サイトを発見した。

 

シェアハウスの物件はオーナーの個性や思い 😀 が詰まっていて、
見てるだけで面白いし、楽しい。

 

僕はリノベーションされたばかりのシェアハウスを十条に見つけた。

募集を始めてから3か月。インターネットに掲載されている写真もきれいで、好印象。
元は2階建てのアパートだったであろうそこは、部屋の壁をなくして、
広いリビングなどの共用部の他、ワンルームが30室ほど。

もちろんお風呂とトイレは別だ。

 

十条は埼京線で新宿まで20分。
ドアtoドアで通勤30くらいなのも、良い。

3月末に賃貸契約決めて、
トラベルスーツケース一つで東京に飛び出した。


住んでみて感じた
シェアハウスのメリット

■敷金礼金不要

デポジットは少し必要だが、退出するときに返金される。
金銭的に不安がある新卒にとっては嬉しい。

■家電(冷蔵庫、洗濯機、炊飯器など)が共同使用だが、揃っている

■ベッドなど家具もあり、寝具もレンタルされてる
一からの東京生活。トラベルスーツケースひとつで引っ越しもできるのはありがたかった。

■外国人も住んでるなど交流の場として楽しめる
オーナーの方針によって、趣味や境遇が同じな人、
あるいは色々な人が集まるシェアハウス。
普通に暮らしていたら出会えなかった人と出会うことができた。

 

デメリットとしては

■シャワー、トイレ、キッチン共同なので、潔癖症の人は厳しい
使う人も使い方もさまざま。色々許す心がないとやっていけない。

■洗濯機やシャワーの順番待ちが多い

特に洗濯機は3機しかなく、常に回されていた…。

■同居人とのトラブルが起きる可能性が高い

例えば、冷蔵庫の食べ物はだいたい無くなる(笑)

 

色々デメリットはあったが、知らない土地での暮らし。
まず現地に慣れるという意味でも、シェアハウスは僕にはちょうど良かった。

家賃も当時は40,000円(共益費込)。
10年以上経った今では65,000円(共益費込)の部屋もあるようで、
未だに需要は高いようだ。

最近は婚活シェアハウスやデザイナーズシェアハウスなど、
色々なコンセプトのシェアハウスがある。
駅近で若い人の多いエリアならば、
リノベーション時にシェアハウスの選択肢もありかもしれない。