火災保険の適用されるケース1位は窓ガラスというデータもあるほど、
意外に窓はトラブルが多いです。
台風、突風、雷、雹や雪などの被害。入居者さんの不注意。
不法侵入などさまざまなケースがありますが
🙁 「何もしていないのに、窓ガラスが割れていた!」
そんな入居者さんのご連絡に、びっくりすることもあるかもしれません。
何もしていないのに窓ガラスが割れる。
実はよくある話で、室内外の温度差よって自然に割れてしまう「熱割れ」という
現象によって窓ガラスにヒビが入ることがあります。
今回はその「熱割れ」が起こりやすい「網入りガラス」について調べてみました。
網入りガラスのメリットは、
火事などの熱や、衝撃などで割れてしまっても金属線が入っている為、
普通のガラスよりは崩れにくく煙や炎の侵入を防止し延焼を防ぐことです。
しかし、網が入っていることで強そうに見えて防犯性まで期待してしまいますが
実はそれは大きな誤解で、逆にガラスの中に異物である金属が入っている為
ガラス同士の結合が弱く、見た目より強度が強いわけではないのです。
さらに網入りガラスはその結合が弱いために「熱割れ」が起きやすいです。
熱割れとは、外と中での温度差が原因で一枚のガラスの中でも温度差が生じ
それが一定になるとガラスが割れてしまう現象のことです。
割れ方にも特徴があり、ガラスの縁から直角にヒビが入りその先が蛇行します。
物がぶつかった場合は、ぶつかった箇所からヒビが走り、その先は蛇行しません。
ガラスの割れ方で見分けることができます。
熱割れを予防するための原則としては、次の2つがあります。
1.ガラスの温度差が生じる原因を作らない
2.ガラスの強度が低下しない工夫をする
1については、熱割れを入居者様で予防するための対策となります。
しかし残念ながら、2のガラス自体の強度が低下しないような工夫もしておかないと、十分な対策とはいえません。
1.ガラスの温度差が生じる原因を作らない
温度差が生じる原因はさまざまあります。
これらを避けることで、熱割れの発生を抑えることができます。
お部屋に住んでいる方に気を付けていただきたい、
代表的なものをピックアップしてみました。
●フィルムを貼らない
(特に日よけ対策などの色が濃いタイプ・装飾の為の色が濃いシール等)
フィルムを貼ったガラスが熱を吸収し、ガラスの熱膨張が激しくなります。
その事により、サッシで隠れている部分との温度差が激しくなり、
許容強度を越えてしまい、熱割れを起こします。
ワイヤーが入っていれば更に吸収力が激しくなりますので、
基本的にワイヤー入りガラスにはフィルムはNGです。
●ポスターを貼らない
ポスターの部分に熱が吸収され、温度が上がりやすくなります。
なにも貼られていないサッシ周辺のガラスとの温度差が激しくなります。
●エアコンの風を直接当てない
エアコンの風が直接当たると、風が当たらない部分との温度差が非常に大きくなり
熱割れしやすくなります。
風向きを調節する等して、窓に直接風が当たらないようにしましょう。
●家具や厚手のカーテンを密着させない
ガラスが熱を放出しにくくなり、密着した部分だけに熱が集まり、
熱割れしやすくなります。
2.ガラスの強度が低下しない工夫をする
熱割れは、環境の条件を変えない限り繰り返し発生してしまいます。
熱割れが発生しないために、オーナー様ができることを考えてみました。
●ガラスの種類を変える
網入りガラスのような防火性が必要な場合、
ワイヤーが入っていない耐熱強化ガラスに交換してもらうのも1つの方法です。
最近では、網入りガラスと変わらない性能をもった耐熱強化ガラスが出回るようになりました。
ただし、耐熱強化ガラスは発注してから納品に時間がかかり、
交換や修理の際には不向きかもしれません。
●グレージングチャンネルを取り替える
グレージングチャンネルは、ガラスをサッシに埋め込む際に使用する
ゴムパッキンのことです。
これが劣化し、固くなっていると、ガラスの変形や膨張を吸収できなくなります。
早めに業者さんへ交換を依頼しましょう。
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ホープハウスシステムからおすすめしたいのは「窓ガラスコーティング」です。
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年間平均25%の省エネ効果を発揮し、
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冬の暖房効率を約23%アップさせます(断熱・結露対策)。
※ちなみに通常時1℃の温度差発生は約10%の節電・省エネ効果に相当します。
凹凸網入りガラスにも対応可能で、
ガラス面に塗布することでコーティング剤が太陽からのエネルギーを反射・吸収し、
温度上昇を防ぐことで、「熱割れ」予防にもなります。
建物に入る熱の70%以上は窓ガラスからです。
壁・屋根などの外壁の塗り替えなども大事ですが、
窓ガラスの遮熱・断熱・西日対策をしなければ、室内環境は改善されません。
クールセーブは夏の暑さ・冬の寒さを解決し、省エネ効果も期待できます。
自治体の中には省エネ補助金の対象となっているところもあるので
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