今回は地震後、あるいは普段から確認しておきたい
建物のチェック項目についてお伝えいたします。
■地震後の自己チェック
建物に被害が生じている場合、
状況確認や建物を使い続けていいかの確認が必要になります。
この判定を「応急危険度判定」といい、本来は市町村などから要請を受けた
「応急危険度判定士」という専門家により判定されます。(防災課等に相談を!)
以下の自己チェックは、取り急ぎの建物の安全が確保されているかの確認です。
建物の損傷は内部や見えないところに隠れている場合もあります。
余震や今後災害があっても、耐えることができる建物にするために、
繰り返しチェックを行い、不安があれば専門家による確認を受けましょう。
●全体を目視
建物から離れたところからぐるり一周して、
被害や異常がないかを確認しましょう。
・建物全体または一部での崩壊や階段が落ちたりしていないか?
・基礎部分に大きな破壊や上部とのズレがないか?
・建物全体または一部にひと目でわかるような傾きはないか?
一つでも確認されれば危険と判断し、使用を中止しましょう。
立ち入っての調査も専門家に任せてください。
【ひびの大きさと種類】
構造的なひび割れには適切な補修が必要です。
ここでは地震などで現れることの多い「ひび」について紹介します。
基本的には専門家による詳細な診断を受け、適切な補修をお願いしましょう。
髪の毛のように細く短いひび割れのこと。
およそ0.3mm以下のものがそう呼ばれています。
主な原因としては時間の経過による塗膜の劣化などにより起こります。
すぐにトラブルになることはありませんが、徐々に水分が入り込み、
建物内部に影響を与える可能性もあるので、
塗り替えメンテナンスが必要なサインと考えたほうが良いでしょう。
・乾燥クラック
ヘアークラックより大きなひびですが、表面上のみのものを言います。
モルタルなどの外壁材が水分の蒸発により収縮が生じ、
その反動で起こります。
これもただちに危険ということではないですが、
放置するとすき間から内部へダメージを受ける可能性があるので、
外壁のメンテナンスを視野にいれてください。
・構造クラック
ひび割れがどんどん広がる場合は、早急な修繕が必要です。
建築の施行不良、凍結を繰り返した、地震の揺れや地盤沈下が起きたことが
原因と考えられ、放置すると、大きな被害が考えられます。
すぐに専門家へ相談しましょう。
■経過観察
幅1mm程度以下のひび割れは構造的に影響は少ないと考えられます。
しかし、今後余震や経過によっては被害が広がる場合もありますので、
マジックなどでマーキングし、定期的に観察していくことも大事です。
また、ひび割れなど損害を残していると建物の耐久性が落ちてしまいます。
大雨や地震などの災害の時、万が一の事故につながりかねませんので、
放置することだけはやめましょう。
●周辺の確認
・落下危険物の有無
周囲に落下物がないか、確認しましょう。
また上部も確認し、これから落下しそうなものがないかも要チェック。
歪んだ窓枠はガラスが砕け落ちる可能性があるので、
ガムテープでガラスを補強したほうがよいです。
・周辺の建物に崩壊や傾きはないか
地盤が緩んでいる場合があります。ほかの建物が根元から傾いているなら
自分の物件も要注意です。
また、隣の物件から落下しそうなものがないかなども、確認したほうがよいです。
●建物の内部の確認
外部から見て、異変を感じたら立ち入らないでください。
立ち入りの際には落下しそうな天井や空調機器、照明などがないか、を
確認して、脱出の経路も確保しておきましょう。
ひび割れでも、原因が台風などの自然災害ならば、火災保険が。
地震が原因なら地震保険が使えます。
日頃からカメラで建物を定期的に撮影し、記録しておきましょう。
修繕工事は高額ですが、放っておけば、
さらに被害が拡大し、高額な工事が必要になります。
損害は早いうちに修繕しておくことが一番でしょう。 😉
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