ランキングが語る「住まいに求める」要素

東洋経済新報社が全国の都市を対象に毎年公表している「住みよさランキング」。
最新となる2016年のランキング結果が、6月にまとまりました。

総合評価1位は千葉県印西市、2位が愛知県長久手市、3位が富山県砺波市となり、
千葉県印西市は、5年連続の1位とトップの座を堅持しています。
ポイントとなっているのは
東京都心、成田空港、羽田空港を結ぶ良好なアクセス
北総地域の中核として、商業・業務機能をはじめ
  大学や行政施設などの中核的施設が集積
豊かな自然環境、公園も道路も広々としていて、のびのび暮らせる
というように「利便性」「快適性」が焦点になっているようです。

こうした住まいにまつわるランキングは色々あります。
今回はランキングを通して見えてくる、
皆さんが「住まいに求めるもの」を考えていきましょう。


まず「住まい」の決定権を握るのは「女性 🙂 」!
ということで
2015年版主婦が幸せに暮らせる街ランキング
(株式会社学研パブリッシング調べ)」を
見てみましょう。

このランキングは全国の主婦に日常生活における幸せ度を聞き、
「暮らし」「家族」「お金」「食事・健康」「モノ・趣味」の5つを指標に
点数化(Happy Quality=HQ指数)したものをランキングにしています。

1位は神奈川県藤沢市、2位は東京都稲城市、3位は兵庫県西宮市となり、
夫の働きやすい「アクセス面」が充実している
子どもの教育に適している「自然が身近」「歴史がある」「文教地区」
せわしい都心から離れ、自分らしく暮らしを楽しむことができる郊外
のような場所を好んでいることが指摘されています。

またショッピングモールが近い所も人気が高く、
週末家族揃ってショッピングモールに出かけることが、
ひとつのレジャーとして考えられているそうです。


次にオーナー様が気になる
2016年首都圏、近畿圏版借りて住みたい街ランキング(HOME’S調べ)」
を見てみましょう。

首都圏の1位は吉祥寺駅(東京都武蔵野市)、2位は恵比寿駅(東京都渋谷区)、
3位は横浜駅(神奈川県横浜市)となっています。
仕事と生活、どちらも楽しめる
ここに住んでいるという「ステータス」の高さ
が人気の理由となっています。

一方「借りて住みたい」で名前が挙がってきたのが中野駅(東京都中野区)。
中野駅周辺は再開発が継続され、新しく便利な街になっている中で、
周囲に比べると賃料水準が割安
という声が多く聞かれました。

★参考資料
http://box.homes.co.jp/wp-content/uploads/2016/01/2016_homes_ranking_syuto.pdf

近畿圏の1位は西宮北口駅(兵庫県西宮市)、2位は大阪駅(大阪府北区)、
3位は京都駅(京都府京都市)。

1位の西宮北口駅は交通の利便性と治安面の評価が高く、
2位の大阪駅は、利便性の高さやステータスの高さが売り。

3位の京都は、厳しい景観条例が施行されていることもあり、
新規物件の供給が限られていますが、それがまた魅力的に捉えられており、
築年数が進んだ物件も賃料水準が高く維持されています。
観光地ならではの楽しみも人気の理由のひとつだとか。

近畿の商業中心地がランクインする中で、
行政サービスの良さが評価されているのが9位の高槻駅(大阪府高槻市)。
京都にも大阪にも交通の便がよく、
保育・教育、育児支援が充実していることから、
定住にも結び付いているようです。

★参考資料
http://box.homes.co.jp/wp-content/uploads/2016/01/2016_homes_ranking_kinki.pdf


やはり「利便性」を求める人は多いですが、
主婦・ファミリーは家族の「暮らしの質」を求め、郊外でも需要があるのに対し、
仕事、学業を優先にする借主は街の「ブランド」「特色」
見ていることが分かります。

ランキングからはまちや人の動向が読み取ることができます。
新たな物件購入やリフォーム時のターゲット設定、
賃貸情報を掲載する時のうたい文句などにぜひ活用してみてください。 😉