【愛知県海部郡大治町】築21年木造2階建|南欧風の外観を守る大規模修繕
- 施工エリア:愛知県海部郡大治町
- 建物の構造:木造2階建
- 建物の築年数:2006年6月 (築21年)
南欧風の意匠が魅力の築21年木造2階建で、外壁の劣化や木枠の腐朽に対応。既存の凹凸模様や配色を生かし、外壁塗装・木枠交換・シーリング・ベランダ防水まで一体的に修繕しました。
依頼の経緯
賃貸物件のなかでも、外観そのものに明確なコンセプトを持つ建物では、美観を維持することが、その物件らしい魅力を保つうえで重要です。
今回の物件は、愛知県海部郡大治町に建つ築21年・木造2階建。最寄り駅からはやや距離がある一方、宅配ボックスや敷地内駐車場を備え、左官でうろこ状の模様を施した白い外壁、茶色の木製窓枠、赤茶系の瓦状屋根を組み合わせた南欧風の外観が大きな特徴です。一般的な賃貸住宅とは一線を画す、細部まで意匠にこだわった建物だからこそ、外観や住環境を重視して物件を選ぶ入居者にとって、美観の維持はより大切な要素になります。
しかし築21年を迎え、白い外壁には長年の汚れや色むらが蓄積し、一部ではひび割れや欠損も確認されていました。さらに、外観のアクセントとなる窓まわりの木部では腐朽が進み、大きな割れや剥がれ、欠損が生じている箇所もありました。オーナー様からも「こだわってつくった物件なので、きれいにしたい」とのお話があり、南欧風の意匠を守りながら外装全体を整える大規模修繕をご相談いただきました。




当社からのご提案
今回の修繕では、単に外壁を塗り替えて古さを隠すのではなく、南欧風のデザインを構成する細部まで含めて、この建物本来の魅力を整え直すことを重視しました。
外壁は、既存のうろこ状の凹凸模様を生かしながら白系で再塗装し、建物の特徴である柔らかな質感を維持しました。特に窓まわりの木部は、白い外壁に対する茶色のアクセントとして外観を印象づける重要な部分です。一部では割れや剥がれ、欠損が大きく進んでいたため、表面を塗装するだけではなく、傷んだ木枠そのものを交換しました。
また、建具まわりではシーリングの劣化も確認されていたため、既存材を撤去して新たに打ち替えています。さらに、木造建物ではベランダからの水分浸入を防ぐことも維持管理上重要であるため、床面だけでなく立ち上がりや排水口まわりまで入念に防水工事を行いました。
外壁、木部、シーリング、防水と施工範囲が広がるなか、オーナー様との金額調整には苦労しましたが、美観だけに偏らず、意匠の維持と建物保護の両面から必要な工事を整理したことが今回の提案のポイントです。




施工後の効果



施工後は、くすみや汚れが目立っていた外壁が明るい白系に整い、茶色の木製窓枠と赤茶系の屋根とのコントラストが再び際立つ外観となりました。大きく傷んでいた木枠も交換したことで、窓を囲う茶色のラインが際立ち、南欧風のデザインを構成する細部までまとまりのある印象に仕上がっています。
外壁についても、もともとのうろこ状の凹凸模様をそのまま生かしているため、修繕を機に別のデザインへ変えるのではなく、この建物が本来持っていた個性を整え直すことができました。また、ベランダは床面から立ち上がり、排水口まわりまで明るいグレー系の防水仕上げとし、外観からは目につきにくい部分もあわせて補修しています。
デザイン性の高い賃貸物件では、外壁だけを新しくすると、木部や付帯部に残った傷みがかえって目立つことがあります。今回のように既存意匠そのものが物件の魅力になっている場合は、外壁だけでなく、窓まわりの木部やシーリング、防水まで含めて建物全体を確認し、どこまで修繕するかを考えることが、美観を長く維持するうえで重要な判断材料になります。
施工ポイント
- 南欧風の既存意匠を生かして外壁を再塗装
- 傷みの大きい木枠は塗装ではなく交換
- シーリングとベランダ防水も同時に施工
- デザイン性の高い物件は細部まで修繕範囲を確認
無料建物診断・修繕相談について
ホープハウスシステムでは、賃貸アパート・一棟マンションのオーナー向けに、無用建物診断・修繕相談を行っています。
外壁・屋根・防水・鉄部・共用部などの劣化状況を確認し、修繕箇所・工事範囲・優先順位を整理。部分補修から大規模修繕まで、建物の状態に応じて対応いたします。
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