【埼玉県加須市】築29年鉄骨造アパート|カラーシミュレーションで外観刷新の大規模修繕
- 施工エリア:埼玉県加須市
- 建物の構造:鉄骨造2階建
- 建物の築年数:1998年7月 (築29年)
築29年の鉄骨造アパートで、外壁の色あせや共用部の劣化に対応しながら、3案のカラーシミュレーションで完成像を比較。白とブルーのツートーンへ外観を刷新し、防水・鉄部補修もあわせて実施しました。
依頼の経緯
築30年近い物件の大規模修繕では、傷んだ部分を元の状態へ戻すだけでなく、外観の見せ方まで見直すことで、建物の印象そのものを更新することができます。今回の物件は、埼玉県加須市に建つ築29年・鉄骨造2階建のアパートです。最寄り駅から徒歩圏にあり、利根川の河川敷も近い、自然を感じられる環境にあります。
施工前は淡いアイボリー系を主体とした外観でしたが、全体的に色あせが進み、白系の外壁もやや黄みを帯びて見える状態でした。共用部の内壁にはひび割れや欠損、目地のシーリングには亀裂や分離が見られ、アクセントとして使われていたえんじ色の鉄部も褪色して茶色く見え、部分的にはサビも確認できました。また、共用廊下床には汚れや苔の付着も見られました。
外壁を塗り直せば美観は回復できますが、せっかく大規模修繕を行うのであれば、「以前と同じ印象へ戻すだけでよいのか」という視点も大切です。そこで今回は、修繕を機に外観そのものを見直すことをご提案しました。
一方で、色を大きく変えるほど完成後を想像しにくく、オーナー様からも「思い切ったイメージチェンジと言われても想像がつかない」という声がありました。








当社からのご提案
そこで営業担当者は、「思い切った外壁リノベーションをして物件の印象を変えませんか。変わる自信があります」と一歩踏み込んだご提案をしました。ただし、外壁の色は一度施工すると簡単には変更できません。建物の専門家ではないオーナー様にとって、色見本だけを見て建物全体の完成形を想像するのは難しく、「本当に似合うのか」「思っていた仕上がりと違わないか」と不安を感じるのは自然なことです。
そこで今回は、完成後のイメージを具体的に確認できるようカラーシミュレーションを3案作成しました。実際の建物写真をもとに仕上がりを可視化することで、感覚だけで色を決めるのではなく、比較しながら検討できる判断材料をご用意しました。オーナー様からも「本物みたいで驚いた」とのお声をいただいています。
最終的には、主壁面を明るい白とし、バルコニー腰壁・外階段・建物上部には落ち着いたブルーを配置。既存の黒系サッシや手すりとのバランスも考えながら、建物形状を活かしたツートーンにまとめました。また、防水工事や鉄部補修もあわせて行い、外観の刷新だけでなく建物各部のメンテナンスまで含めた大規模修繕として計画しました。
施工後の効果
施工後は、アイボリー系を主体としていた外観から、白と落ち着いたブルーを組み合わせたコントラストのあるツートーンへ大きく変化しました。鮮やかな青空にも映える外観となり、施工前とは建物の印象が大きく変わっています。特に、バルコニー腰壁・外階段・建物上部といった面積の大きな部分に同系色のブルーを配置したことで、正面だけでなく側面から見ても統一感のあるカラー構成となりました。既存の黒系サッシや手すりも新しい配色の中で引き締め役となっています。
また、今回は外観の色替えだけではなく、防水工事や鉄部補修など建物を維持していくうえで必要な箇所にも手を入れています。築29年というタイミングで、見た目と建物保護の両面から一体的に見直した大規模修繕となりました。
外壁リノベーションは建物の印象を大きく変えられる反面、完成するまで実物を確認できないことがオーナー様にとって大きな判断の難しさでもあります。だからこそ当社では、専門知識がなくても完成後を具体的にイメージできるよう、カラーシミュレーションなどを活用しながらご提案しています。
築年数が進んだ物件では、「どこを直すか」だけでなく「修繕後にどう見せたいか」まで検討することも、大規模修繕を考える際の一つの判断材料になります。


施工ポイント
- 外壁の劣化補修工事を外観刷新の機会に
- 3案のカラーシミュレーションで完成像を比較
- 白×ブルーで建物形状を活かしたツートーン
- 外観刷新と防水・鉄部補修を兼ね一体的に実施