お問い合わせ
施工事例

WORKS

【東京都練馬区】築15年軽量鉄骨造アパート|宅配ボックス新設で受取利便性を向上

  • 施工エリア:東京都練馬区
  • 建物の構造:軽量鉄骨造2階建
  • 建物の築年数:2012年3月 (築15年)

駐車場のない築15年のアパートで、集合ポスト前の空きスペースを活用して宅配ボックスを新設。実寸で動線を確認し、縦型・防滴仕様を選ぶことで既存設備を残したまま受取環境を整えました。

依頼の経緯

今回の物件は、東京都練馬区に建つ築15年・軽量鉄骨造2階建のアパートです。東武東上線の複数駅を徒歩圏で利用でき、駅周辺には旧川越街道沿いの商店街などもある、日常の買い物にも便利な環境にあります。

オートロックや防犯カメラ、駐輪場などを備える一方、エントランスには集合ポストがあるものの、宅配ボックスは設置されていませんでした。ネット通販が日常生活に定着した現在、不在時にも荷物を受け取れる宅配ボックスは、入居者の生活利便性を支える設備の一つです。

さらに今回の物件には駐車場がなく、自動車を所有しない方を主な入居者層として想定しています。自転車や公共交通機関を中心に生活する方にとっては、飲料や日用品など重さのある商品をネット通販で購入し、自宅まで届けてもらえる環境との相性も良く、宅配ボックスの必要性が高い物件と考えました。

今回は管理会社様を通じて、空室対策や今後の物件の付加価値向上につながる設備を検討したいとのご相談をいただきました。既存設備を生かしながら、限られたスペースで新たな機能を追加する方法を検討し、玄関外の集合ポスト手前にある空きスペースへ宅配ボックスを新設することになりました。

施工前:設置候補としたのは、玄関外にある集合ポスト手前のスペースの様子
施工前:設置候補としたのは、玄関外にある集合ポスト手前のスペース

当社からのご提案

設置候補としたのは、玄関外にある集合ポスト手前のスペースです。ただし、スペースが空いているからといって、そのまま宅配ボックスを置けるわけではありません。設置場所は玄関ドア、集合ポスト、タイル壁に囲まれているため、本体のサイズや配置によっては、集合ポストから郵便物を取り出す際の動作や玄関への通行を妨げる可能性がありました。

そこで現地では、設置予定の宅配ボックスの実寸に合わせて床面へ目印を付け、設置後に本体が占有する範囲を事前に確認しました。実際の大きさを床面上で再現することで、集合ポストの前に人が立って扉を操作できるか、郵便物を取り出す際に邪魔にならないか、玄関への動線を確保できるかを具体的に検証しています。

そのうえで、横方向への張り出しを抑えながら収納スペースを確保できる、上下2段の縦長タイプを採用しました。今回は管理会社担当者とも素早く情報共有できたため、現地確認から機種・設置位置の調整まで円滑に進めることができました。限られたエントランス空間では、設備の機能だけでなく、既存設備を普段どおり使える寸法と動線を確保したうえで機種を選ぶことが重要です。

施工中:設置予定の宅配ボックスの実寸に合わせて床面へ目印を付け、設置後に本体が占有する範囲を事前に確認しました。実際の大きさを床面上で再現した様子
施工中:設置予定の宅配ボックスの実寸に合わせて床面へ目印を付け、設置後に本体が占有する範囲を事前に確認しました。実際の大きさを床面上で再現

施工後の効果

施工後は、これまで空いていた玄関外のデッドスペースに、上下2段の宅配ボックスを設置しました。既存の集合ポストや玄関ドア、壁・床のタイルなど周囲の設備や仕上げに大きく手を加える必要がなく、工事は1日で完了しています。黒を基調とした本体と白い扉は、濃いグレーのタイル壁や白・ブラウンの玄関ドアとも合わせやすく、限られたエントランス内にすっきりと納まりました。

また、設置場所には玄関屋根があるものの、風を伴う雨では宅配ボックスまで雨水がかかる可能性があります。そのため今回は、設置環境も踏まえて防滴仕様の機種を選定しています。屋根の有無だけで判断せず、実際に雨が吹き込む可能性まで考えて機種を選ぶことも、屋外に近い共用部へ設備を設置する際のポイントです。

今回のように駐車場がなく、自転車や公共交通機関を利用する入居者が中心となる物件では、重い飲料や日用品を配送で購入する生活スタイルも想定できます。一方で、すべての賃貸物件に同じ設備が必要とは限りません。限られた改修予算を有効に使うには、立地や入居者層、移動手段、日常の生活スタイルまで踏まえ、その物件で利用価値の高い設備から優先して更新・追加していくことが大切です。

施工後:玄関外のデッドスペースに、上下2段の宅配ボックスを設置

施工ポイント

  • 実寸で壁と床面に印を付け設置後の動線を事前確認
  • 省スペースでも設置可能な縦型機種を採用
  • 玄関への雨の吹き込みを考慮し防滴仕様を選定
  • 既存部に手を加えない導入計画で1日で設置完了
  • 入居者の自動車所有の有り無しや生活スタイルも設備選定の判断材料に