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【京都府京都市】築32年RC造賃貸物件|集合ポスト交換で小さな投入口を見直し利便性を向上

  • 施工エリア:京都府京都市
  • 建物の構造:RC造3階建
  • 建物の築年数:1995年3月 (築32年)

京都市の築32年RC造賃貸物件で、小さな投入口が課題だった18区画の集合ポストを、既存スペースを生かしながらメール便を受け取りやすい投入口と容量へ更新した事例です。

依頼の経緯

築30年以上が経過した賃貸物件では、外壁だけでなく、入居者が毎日利用するエントランス設備の古さや使い勝手も、建物全体の印象に関わります。

今回の物件は京都市内にあるRC造3階建で、京都芸術大学など学生も多く入居する物件です。オートロックや24時間ごみ出し可能といった設備を備えている一方、エントランス脇の集合ポストは長く更新されておらず、投入口の一部が割れ、郵便物の投函や取り出しの際に手を触れると、けがにつながるおそれがある状態でした。

さらに、既存ポストは投入口が小さく、メール便や厚み・奥行きのある郵便物を入れにくいことも課題でした。宅配ボックスも設置されていないため、ポストに入らない荷物は再配達となりやすく、入居者にとって受け取りの手間が生じます。集合ポストは日常的に使う設備だからこそ、見た目の古さだけでなく、安全性や使い勝手まで含めて確認することが大切です。今回はこうした状況を踏まえ、集合ポストそのものを交換することになりました。

施工前:投入口の一部が割れ、郵便物の投函や取り出しの際に手を触れると、けがにつながるおそれがある状態の様子
施工前:投入口の一部が割れ、郵便物の投函や取り出しの際に手を触れると、けがにつながるおそれがある状態

当社からのご提案

当社からは、既存の設置スペースに収めながら、投入口を大きくし、メール便なども受け取りやすい容量を確保した集合ポストへの交換をご提案しました。

集合ポストは、新しい製品へ交換すればよいというものではありません。選定時には、投入口の大きさ、ボックス内部の容量、既存壁面に納まる本体寸法、施錠方法や日常の操作性などを総合的に検討することが重要です。

今回は、18区画・3列×6段という既存の構成を維持しながら、エントランス扉やレンガタイル壁、左側の掲示物との位置関係を変えずに設置できる仕様を選定しました。既存スペースを生かすことで、周囲を大きく改修することなく集合ポストを更新できる納まりとしています。

ポスト本体も既存と同じシルバー系とし、エントランスまわりになじむ外観に整えました。また、共用設備の交換では、製品選定だけでなく管理側との情報共有も重要です。施工にあたっては管理会社担当者様・オーナー様と緊密に連絡を取り、仕様や進行上の確認事項を共有しながら進めました。

施工後:既存のポストと同じ場所に内容量が大きくなったポストを設置できました
施工後:既存のポストと同じ場所に内容量が大きくなったポストを設置できました

施工後の効果

施工後は、既存と同じ18区画・3列×6段の構成を保ちながら、各扉・投入口・錠前・番号表示が統一された集合ポストへ更新されました。新しいポストは投入口が大きくなり、従来よりメール便などを投函しやすく、内部容量も確保できる仕様となったため、これまでポストに入りにくかった郵便物を受け取りやすくなっています。

宅配ボックスがない物件では、すべての荷物を集合ポストで受け取れるわけではありませんが、投入口のサイズや容量を見直すだけでも、日常的な郵便物の受け取りやすさは変わります。特に、学校やアルバイトなどで生活時間が一定になりにくい学生にとって、自宅で受け取れる郵便物の範囲が広がることは、再配達の手間を減らすうえでも重要です。

なお、施工前の投入口が破損した原因は定かではありませんが、不便さへの苛立ちから設備を乱暴に扱うケースも見られます。

入居者に物件を長く大切に使ってもらうためにも、日常の小さな不便を見つけて解消していくことも大切で、集合ポストの交換は、入居者が毎日触れる共用設備を見直すという、身近でありながら重要な修繕の一つといえます。

施工ポイント

  • ポスト選定では投入口・容量・本体寸法を確認
  • 不便さへの苛立ちから設備を乱暴に扱うケースも
  • 宅配ボックスが無い物件では大型のポストへの交換が有効
  • 学校やアルバイトなど生活時間が一定になりにくい学生への対策