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【京都府京都市】築48年ALC造アパート|共用廊下・外階段の美観向上と床改修工事

  • 施工エリア:京都府京都市
  • 建物の構造:ALC造2階建
  • 建物の築年数:1979年4月 (築48年)

築48年のALC造アパートで、汚れや色むらが目立った共用部を改善するため、1階は防水塗装、2階廊下と外階段は長尺シート、鉄部や玄関扉も塗装し、美観と維持管理に配慮した改修を行いました。

依頼の経緯

築年数が経過したアパートでは、建物本体だけでなく、入居者が日常的に通る共用廊下や階段の汚れ、色むらなども物件全体の印象に影響します。特に外廊下・外階段型の物件では、入居者が玄関へ向かうまでの動線がそのまま目に入るため、共用部や床面の美観を整えることが大切です。

今回の物件は、京都市内に位置する築48年のALC造2階建てアパートです。外廊下には各住戸の玄関扉や給湯器、ガス配管などが面する昔ながらの造りで、コンクリートの床面が露出していたため、長年の使用による汚れや色むらが目立っていました。

オーナー様から「全体をきれいにするのは難しいだろうが、特に古さが目立つ部分を重点的に直したい」というご意向があり、費用や施工範囲にも配慮しながら、廊下や階段など目につきやすい部分の美観向上をご提案しました。また、床面を適切に仕上げることで、雨天時に床が滑りやすくなるリスクにも配慮し、日常的に安心して利用しやすい共用部を目指しました。

施工前:コンクリートの1階土間の様子
施工前:コンクリートの1階土間
施工前:コンクリートの2階床の様子
施工前:コンクリートの2階床

当社からのご提案

今回の施工では、共用廊下の状態や階による床面の条件を確認したうえで、1階と2階で異なる床仕上げを採用しました。1階は既存のコンクリート系床面に防水塗装を施し、明るいグレー系で均一に仕上げています。防水塗装は、床面に塗膜を形成することで水の浸入を抑える仕上げ方法で、既存の床面を活かしながら施工できる点も特徴です。

一方、2階の共用廊下と外階段には長尺シートを採用しました。長尺シートは、共用廊下や階段などの床面に施工するシート状の床材で、床面の美観を整えるだけでなく、日常的な歩行による摩耗にも配慮した仕上げです。2階廊下は長尺シートを施工することで、床面の水はけも大きく改善します。外階段についても、各踏面の形状に合わせて長尺シートを施工し、廊下から階段まで連続して仕上げることで、階段の鉄部を雨水から保護する役割も期待できます。

また、階段や2階廊下の手すりなど、共用部の鉄部についても塗装を行いました。鉄部は塗膜が劣化すると錆が発生しやすくなるため、塗装によって美観を整えるだけでなく、鉄部の劣化を抑え、建物を長く使用していくためのバリアの役目を担います。

玄関扉については、扉そのものを撤去・交換するのではなく、既存の扉を活かして再塗装しました。玄関扉は入居者様が日々目にする部分だからこそ、交換を伴わない塗装でも共用部全体の印象を整える効果が期待できます。

今回、施工を進めるうえで特に重視したのが、オーナー様が高齢で現場へ足を運ぶことが難しいという点です。そのため、施工中の状況を写真で共有し、お電話でも進捗をご確認いただきながら工事を進めました。現場へ直接お越しいただけない場合でも、施工状況をできるだけ具体的に把握していただけるようにすることも、安心して工事を任せていただくための重要な対応だと考えています。

施工前:外階段の様子
施工前:外階段の様子
施工後:長尺シートを敷設した外階段の様子
施工後:長尺シートを敷設した外階段
塗装前にサビている部分を除去している様子
塗装前にサビている部分を除去している様子
各戸玄関扉を塗装している様子
各戸玄関扉を塗装している様子

施工後の効果

施工後は、1階共用廊下の汚れや色むらが目立っていたコンクリート系の床面が、明るいグレー系の均一な防水塗装仕上げへと変わりました。床面だけでなく、通路外周側の立上り部分まで同系色で仕上げることで、部分的な補修にとどまらず、廊下全体がすっきりとした印象になっています。

2階共用廊下は、既存のコンクリート系床面から、細かなスクエア柄のグレー系長尺シート仕上げへ変更しました。外階段についてもグレー系の長尺シートを施工し、踏面と段鼻まで仕上げています。廊下から階段へ続く共用動線の床面を整えることで、入居者が日常的に利用する場所の美観をまとめて改善することができました。

玄関扉についても、撤去・交換ではなく既存扉を現地で塗装することで、設備を活かしながら見た目を整えました。玄関は入居者様が毎日出入りする場所であり、共用部の中でも特に目に触れる部分です。大掛かりな交換を行わなくても、こうした細かな部分まで手を入れることで、物件全体の印象をより整えることができます。

今回のような築年数の経過した物件では、すべてを新しくするのではなく、古さが目立つ場所や入居者が日常的に利用する場所を見極め、既存設備を活かしながら優先順位をつけて修繕することが、効果的な共用部改修につながります。

施工後:明るいグレー系の防水塗装を施し印象が大きく変わった様子
施工後:明るいグレー系の防水塗装を施し印象が大きく変わりました
施工後:細かなスクエア柄のグレー系長尺シートで2階廊下も明るい印象になった様子
施工後:細かなスクエア柄のグレー系長尺シートで2階廊下も明るい印象に

施工ポイント

  • 汚れが目立ちやすい1階共用廊下は防水塗装で明るく
  • 2階廊下・外階段は長尺シートで美観と機能性向上
  • 手すりなどの鉄部を塗装し劣化を抑制
  • 再塗装で既存の玄関扉を活かす
  • ご高齢のオーナー様に対し写真と電話で丁寧な対応