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【兵庫県宝塚市】築11年軽量鉄骨造アパート|既存駐輪場を活用した宅配ボックス新設

  • 施工エリア:兵庫県宝塚市
  • 建物の構造:軽量鉄骨造2階建
  • 建物の築年数:2015年11月 (築11年)

兵庫県宝塚市の築11年軽量鉄骨造アパートで、屋根付き駐輪場を活用して縦型宅配ボックスを新設し、入居者の利便性向上と募集時の物件差別化につなげました。

依頼の経緯

築年数が比較的新しいアパートでも、入居者のライフスタイルや住宅設備へのニーズは異なります。今回の物件は、宝塚市内にある築11年の軽量鉄骨造2階建で、駐輪場やオール電化などの設備を備えていましたが、宅配ボックスは設置されていませんでした。

そこで営業担当者から宅配ボックスの新設をご提案したところ、オーナー様からは「本当に必要なのか」「設置する場所がないのでは?」という疑問がありました。そこで、現在の賃貸住宅で宅配ボックスが人気設備の一つとなっていることや、設備の有無が入居者の物件選びに影響するケースがあることを、人気設備ランキングなどの情報も交えながらご説明。単なる設備追加ではなく、入居募集時のアピールポイントを増やす空室対策の一つとして、導入するメリットをご提案しました。

施工前:駐輪場内のデッドスペースの様子
施工前:駐輪場内のデッドスペース

当社からのご提案

今回のご提案では、宅配ボックスを「付いていれば便利な設備」としてではなく、入居者の生活利便性を高め、物件の競争力を維持するための設備として、オーナー様に丁寧にご説明しました。

宅配ボックスには大きく分けて「機械式」と「電気式」があり、それぞれ特徴が異なります。物件の規模や管理方法、設置環境などを踏まえて、適したタイプを選ぶことが重要です。

機械式宅配ボックス

  • 〇ダイヤル錠などを使用して荷物を受け取るタイプ
  • 〇電源を必要としないため、比較的設置しやすい
  • 〇電気代などのランニングコストを抑えやすい
  • 〇初期費用を抑えやすく、後付けにも適している
  • 〇暗証番号の誤記入や不在票の紛失などへの対応が必要

電気式宅配ボックス

  • 〇タッチパネルやテンキーなどで施錠・解錠するタイプ
  • 〇カードキー、顔認証、アプリなどに対応する製品もある
  • 〇製品によっては遠隔管理や荷物の放置検知が可能
  • 〇機械式と比べてセキュリティや管理面での機能が充実している
  • 〇電気配線や通信環境、保守費用などが必要になる場合がある

また、宅配ボックスは屋内・屋外のどちらにも設置できますが、屋外に設置する場合は、雨水の侵入を防ぐ防雨性能をしっかり確認する必要があります。長期間使用する設備だからこそ、設置場所の環境に応じて耐食性なども確認することが大切です。

今回の物件では、既存の駐輪場に屋根があったため、屋根によって雨の影響を受けにくい環境を確保できることから、駐輪場の既存スペースを活用する方法をご提案しました。

さらに、限られたスペースを有効活用できるよう縦型の宅配ボックスを選定。既存の駐輪場を大きく変更することなく、スペースに収まる形で設置することができました。

宅配ボックスを新設する際は、設置スペースだけでなく、物件の戸数や入居者の利用状況、受け取る荷物の大きさ、管理方法なども考慮して選定することが重要です。

■宅配ボックスを選ぶ際の主なチェックポイント

設置場所屋内・屋外のどちらに設置するか。屋外の場合は防雨性能や耐食性を確認
設置方法地面・壁への固定など、設置環境に適した方法を選択
ボックス数一般的な目安は住戸数の30~35%程度。利用状況に応じて増設も検討
ボックスサイズ小型荷物から比較的大きな荷物まで、想定する荷物に合わせて選択
解錠方式ダイヤル式、テンキー、カードキー、アプリなど、管理方法に合わせて選択
捺印機能配達完了の証明に必要。製品によって捺印方法が異なる
管理方法暗証番号の管理や荷物の長期放置など、運用面も確認
デザイン建物の外観や共用部と調和する色・形状かを確認

特に、必要戸数・サイズ・捺印機能は、導入後の使いやすさに直結するため、事前に確認しておきたいポイントです。

■事前に確認しておきたいポイント

必要戸数住戸数の30~35%程度が一つの目安。10戸なら3~4個、20戸なら6~8個程度
サイズ小型の荷物だけでなく、比較的大きな段ボールにも対応できる区画があると便利
捺印機能配達完了の証明として使用。組み込み型や扉裏に印鑑を収納するタイプなどがある

必要戸数については、物件の規模や入居者層、宅配ボックスの利用状況によっても変わります。そのため、後から増やせるタイプの場合は、最初から必要以上の数を設置するのではなく、まず導入して利用状況を確認し、必要に応じて増設する方法も選択肢の一つです。

サイズについても、小型の荷物だけでなく、比較的大きな段ボールを受け取るケースまで想定しておくことが大切です。複数のサイズを組み合わせることで、さまざまな荷物に対応しやすくなります。

また、捺印機能は宅配業者による配達完了を証明するための機能です。本体に捺印装置が組み込まれているタイプや、扉の内側に印鑑を収納するタイプなどがあり、宅配業者との受け渡しをスムーズにする役割があります。

このように、宅配ボックスは単に「設置できる場所があるか」だけで決めるのではなく、設置環境・必要戸数・荷物のサイズ・解錠方式・管理方法まで含めて検討することが、入居者にとって使いやすく、オーナー様にとっても管理しやすい設備につながります。

施工後:縦型のスリムタイプなためデッドスペースを上手く活用して宅配ボックスを設置した様子
施工後:縦型のスリムタイプなためデッドスペースを上手く活用して宅配ボックスを設置

施工後の効果

今回の工事では、駐輪場に屋根があったため、屋外設置に適した環境を確保できました。さらに、縦型の宅配ボックスを選定することで、既存のスペースを大きく変更することなく宅配ボックスを設置することができ、不在時でも荷物を受け取れる利便性が加わりました。

また、物件募集の面でも、宅配ボックスという入居者ニーズの高い設備を新たに備えることで、募集時のアピールポイントが増え、競合物件との差別化につながります。

今回の工事で営業担当者が特に大切にしたのは、オーナー様が当初感じていた「宅配ボックスは本当に必要なのか」「設置する場所がないのでは?」という疑問に丁寧に対応したことで、オーナー様にもご納得いただきスムーズに工事を進める事が出来ました。

宅配ボックスなどの新たな設備を検討する際は、「人気設備だから」という理由だけで判断するのではなく、入居者の属性や物件の立地、現在の設備、設置できるスペース、建物の状態などを総合的に確認することが、物件に適した設備投資につながります。

施工ポイント

  • 屋根付きの既存駐輪場を宅配ボックス設置場所として活用
  • 限られたスペースに対応できる縦型タイプを選定
  • オーナー様の疑問に丁寧に対応した結果スムーズな工事を実現
  • 建物の状態を総合的に考慮することで設備投資の効果も高まる