【大阪府高石市】築40年RC造マンション|共用部LED照明交換と蛍光灯2027年問題への計画的対策
- 施工エリア:大阪府高石市
- 建物の構造: RC造3階建
- 建物の築年数:1987年5月 (築40年)
大阪府高石市の築40年RC造マンションで、定期診断をきっかけに共用廊下照明をLED照明器具へ更新。蛍光灯2027年問題を見据え、明るさ改善・省エネ・安全性向上・維持管理負担軽減を実現した計画的な設備更新事例です。
依頼の経緯
築40年を経過したマンションでは、外観だけでなく、共用部照明の老朽化も物件全体の印象に大きく影響します。特に共用廊下の照明は、建築当時と現在では求められる明るさの基準が変化しているため、故障していなくても「なんとなく暗い」と感じられるケースが少なくありません。その結果、照明の暗さがそのまま建物全体の古いイメージにつながってしまうことがあります。
今回の物件は、大阪府高石市の落ち着いた住宅街に建つ築40年のRC造3階建マンションです。
当社では以前、このマンションで大規模修繕工事を施工しており、その後も定期的な建物診断を継続して実施していました。点検時のオーナー様とのお打ち合わせの中で、「周りの建物がLED化されて明るくなったので、うちの建物は以前より暗く感じる」というお話がありました。
営業担当者は、いわゆる「蛍光灯の2027年問題」についてご説明しました。すでにパナソニックなど主要メーカーでは蛍光灯照明器具の生産が終了しており、今後は蛍光灯だけでなくLED器具についても価格上昇が予想されます。そのため、将来的な維持管理負担を見据え、このタイミングで共用部照明をLED照明器具へ交換することをご提案しました。

当社からのご提案
今回の工事では、単に夜間でも明るく安心感のある共用空間をつくるだけでなく、「2027年問題へ計画的に備えること」を重視しました。
2027年問題とは、水銀を含む一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入が段階的に終了する流れを指し、今後は蛍光灯器具の維持管理が難しくなる可能性があります。そのため、故障してから慌てて交換するのではなく、計画的にLED化を進めることが重要です。
【LED照明器具へ交換することで得られる具体的メリット】
- 〇消費電力を約1/3削減できる
- 〇長寿命のため、電球交換の回数を減らせる(脚立からの転落リスク軽減)
- 〇紫外線をほとんど含まないため虫が寄り付きにくい(虫の死骸清掃の手間が減り、美観維持につながる)
また、「電球だけをLEDに変えれば十分ではないか」とお考えになるオーナー様もいらっしゃいます。しかし、従来の蛍光灯器具にLED電球を取り付けるだけでは、
- 〇LED本来の寿命を十分に発揮できない可能性がある
- 〇メーカー保証の対象外となる場合がある
- 〇異常発熱や発煙など安全上のリスクが生じる可能性がある
といった問題が発生することがあります。
そのため当社では、器具本体の状態も確認したうえで、照明器具ごと適切にLED化する方法をご提案し、長期的に安全かつ安定して使用できる設備更新を行いました。
施工後の効果
施工後は、共用部廊下全体が明るくなり、夜間でも安心して通行できる環境へ改善されました。照明の色味も統一されたことで以前より清潔感が増し、築40年という築年数を感じにくい印象になっています。
また、LED化によって消費電力を抑えられるため、共用部のランニングコスト低減も期待できます。長寿命化により球切れ交換の頻度が減ることで、管理会社様やオーナー様の維持管理負担軽減にもつながる設備更新となりました。
今回の工事を通じて感じたのは、「まだ点灯しているから大丈夫」「電球だけLEDに替えれば十分」と考えられているオーナー様が意外と多いということです。照明設備は日常的に使用するため身近な設備に見えますが、器具との適合性によっては性能を十分に発揮できなかったり、異常発熱など安全面のリスクにつながる場合もあります。
「設備のことはよく分からない」という方こそ、定期診断のタイミングで専門家に相談していただき、建物の状態に合った更新方法を確認しておくことが、万が一の事故を防ぐ重要なポイントです。

施工ポイント
- 電球をLEDに替えるだけでは本来の寿命を発揮できない可能性
- すでにパナソニックでも蛍光灯照明器具の生産は終了
- 電気代を約1/3削減