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【神奈川県横浜市】築36年鉄骨造マンション|庇シーリング劣化による漏水を早期補修した事例

  • 施工エリア:神奈川県横浜市
  • 建物の構造: 鉄骨造3階建
  • 建物の築年数:1990年11月 (築36年)

横浜市の築36年鉄骨造マンションで、庇ガラス固定部のシーリング劣化による漏水を原因調査から補修まで実施。早期対応により室内被害拡大を防ぎ、入居者への影響を最小限に抑えた事例です。

依頼の経緯

築30年を超えたマンションでは、外壁や屋根に大きな損傷が見られなくても、庇まわりのシーリングなど目に見えにくい部分が劣化し、突然室内へ漏水が発生するケースがあります。漏水は入居者様の生活に直接影響し、場合によっては退去や賃料減額につながる可能性もあるため、賃貸経営においてできるだけ避けたいトラブルの一つです。

今回の物件は、神奈川県横浜市の落ち着いた住宅エリアに位置する築36年の鉄骨造マンションです。最寄り駅から徒歩圏内で、近隣には桜台公園もある住環境の良いエリアにあり、長くお住まいの入居者様も多い物件です。

ご相談のきっかけは、屋上階住戸で発生した室内漏水でした。入居者様から「雨が降ると窓まわりから水が入ってくる」と連絡があり、オーナー様からも「できるだけ早く原因を調べてほしい」と緊急のご相談をいただきました。

屋上へ上がって現地調査を行ったところ、屋上階ベランダ庇の天面に採光用のガラスが設置されており、そのガラスを固定しているシーリング材が経年劣化していることを確認しました。雨水が劣化したシーリング部から庇内部へ侵入し、窓枠を伝って室内へ流れ込んでいたことが漏水の原因でした。

営業担当者は、表面的に濡れている箇所だけを見るのではなく、「どこから雨水が入り、どの経路で室内へ到達しているのか」を一つずつ確認し、写真を交えながらオーナー様へご説明したことで、原因が明確になり、オーナー様にも安心して補修計画をご検討いただくことができました。

赤枠で囲んだ屋上ベランダ庇天面のガラスを固定するシーリングから雨水が侵入の図
赤枠で囲んだ屋上ベランダ庇天面のガラスを固定するシーリングから雨水が侵入
室内での漏水の様子
室内での漏水の様子
施工前:シーリング劣化の様子①
施工前:シーリング劣化の様子①
施工前:シーリング劣化の様子②
施工前:シーリング劣化の様子②

当社からのご提案

漏水補修で最も重要なのは、「濡れている場所」ではなく「雨水が侵入している原因箇所」を正確に特定することです。今回の調査では、屋上階ベランダ庇のガラス固定部を重点的に確認し、劣化したシーリングが主たる侵入経路であることを特定しました。

シーリングは、部材同士の隙間を埋めて雨水の侵入を防ぐ弾性材料で、紫外線や風雨の影響を受けやすく、築年数とともに硬化やひび割れが進行します。特に採光ガラスを使用した庇は温度変化による伸縮が大きく、シーリングの劣化が漏水へ直結しやすい部位です。今回は、雨水が滞留しやすい水平部分のシーリングが劣化していたため、一気に庇内部へ雨水が侵入し、室内漏水につながったと判断しました。

オーナー様は当初、「屋上全体から漏水しているのではないか」と心配され、大掛かりな防水工事を想定されていました。しかし調査の結果、原因が庇部分のシーリング劣化に絞り込めたため、必要な補修範囲を明確にご説明でき、「原因が分かって安心しました」と大変安堵されたご様子でした。漏水工事は見えない部分の工事だからこそ、原因と補修内容を丁寧にご説明し、ご納得いただいたうえで施工を進めることを大切にしています。

劣化したシーリングを取り除き新たにシーリングを充填する様子
劣化したシーリングを取り除き新たにシーリングを充填する様子
充填したシーリングをコテでならしている様子
充填したシーリングをコテでならしている様子

施工後の効果

補修工事完了後は、庇ガラス固定部からの雨水侵入経路を遮断し、室内漏水の再発防止を図ることができました。漏水原因を明確にしたうえで施工を行ったことで、オーナー様にも安心していただくことができ、入居者様にとっても雨漏りへの不安が解消され、安心して生活できる環境づくりにつながりました。

また、今回は入居者様からご連絡をいただいてから早期に調査・補修を実施できたため、室内被害の拡大を防ぎ、入居者様への影響を最小限に抑えることができました。漏水は放置すると、内装材の傷みだけでなく、下地材の腐食やカビ発生など二次被害を招く恐れがあります。初期段階で原因を特定し適切な補修を行うことが、将来的な修繕範囲の拡大を防ぐことにつながります。

特に賃貸マンションでは、漏水が長期化すると入居者様の退去や賃料減額につながる可能性もあるため、早期対応が重要です。築30年以上の建物では、「雨漏りしてから大規模修繕を考える」のではなく、「庇まわりのシーリング劣化など小さなサインの段階で専門調査を行うこと」が、建物寿命を延ばし、入居者満足度と物件価値を維持するための重要な判断基準となります。特に梅雨や台風シーズン前には、庇や窓まわり、シーリング部の定期点検を行うことをおすすめします。

施工後の様子
施工後の様子

施工ポイント

  • 「濡れている場所」ではなく「雨水が侵入している原因箇所」を正確に特定
  • 漏水が長期化すると入居者様の退去や賃料減額につながる可能性
  • 梅雨や台風シーズン前など定期的な建物診断が重要