大規模修繕の現場で数多くの物件を見ていると、あることに気づきます。内装をきれいにしても、駐輪場が乱雑だったり、アプローチが古びていたりすると、内見者の反応がいまひとつなのです。
物件の「外の顔」は、入居希望者が最初に目にする部分。だからこそ、夏のうちに外構を整えておくことが、秋の入居につながります。

なぜ外構工事こそ夏がいいのか
外構工事は屋外の作業が中心のため、梅雨明けから夏にかけての晴天続きの時期が施工に向いています。コンクリートや舗装材は乾燥が必要なため雨が多い時期は工期が延びがち。夏に着工すれば天候リスクを下げながらスムーズに仕上げることができます。
POINT 01|晴天で施工品質が上がる
舗装・塗装・コンクリート打設は乾燥が命。夏の安定した天気は仕上がりの品質に直結します。
POINT 02|秋の内見に間に合う
9〜10月の内見シーズンまでに外観を整えることで、第一印象から差をつけられます。
POINT 03|大規模修繕前の下準備に
将来の大規模修繕と合わせて計画することで、足場設置や工事の重複を避け、コストを抑えられます。
入居率に効く!外構工事の具体例
「外構工事」と聞くと大掛かりなイメージがあるかもしれませんが、比較的小規模でも効果の高い工事がたくさんあります。
【駐輪場】駐輪場の屋根設置・区画整備
雨ざらし・置き場所が不明確な駐輪スペースは、入居者の不満につながりやすい箇所です。屋根を設けたり、区画をラインやラックで整理したりするだけで、使いやすさと見た目が大きく改善します。自転車通勤・通学者には特に刺さるポイントです。
【アプローチ】エントランスへの通路・舗装の改修
ひび割れた舗装やぬかるみやすい砂利道は、見た目の悪さだけでなく安全面でも問題です。インターロッキングや透水性舗装への変更は、清潔感と歩きやすさを両立し、内見者への印象を大きく底上げします。
【照明】アプローチ・駐車場の照明改善
夜間の足元が暗い物件は、防犯面での不安から敬遠されることがあります。センサーライトやLED照明の設置は費用も抑えられ、防犯性と雰囲気の改善に効果的です。女性入居者へのアピールにも有効です。
【植栽】植栽の手入れ・低木の植え替え
伸び放題の植栽は「管理が行き届いていない」という印象を与えます。夏に剪定・整備を行い、必要であれば低木や砂利敷きへのリニューアルも検討を。手間のかかる植栽を管理しやすい外構に変えることで、長期的なコスト削減にもなります。
【フェンス】敷地境界フェンス・門扉の補修・交換
錆びたフェンスや傾いた門扉は、築年数の古さを強調してしまいます。塗装や部分交換だけでも見違えるほど印象が変わります。大規模修繕のタイミングと合わせて計画すると、足場を共有できる場合もありお得です。
大規模修繕との組み合わせで費用を賢く抑える
外構工事を単独で行うと、足場の設置・養生・廃材処理などで割高になることがあります。私たちのような大規模修繕会社に依頼する場合、建物本体の修繕工事と外構工事を同時に進めることで、これらの共通コストをまとめて削減できる場合があります。
「今すぐ大規模修繕はしないが、外構だけ先に直したい」という場合でも、将来の大規模修繕を見据えた計画を立てておくことで、無駄のない費用配分が可能です。夏のうちにご相談いただければ、現地を確認した上で最適なご提案をお伝えします。
今からはじめる流れ
① 外構の現状確認
駐輪場・アプローチ・フェンス・照明など、気になる箇所を写真に撮ってリストアップしましょう。
② 優先順位を決める
すべてを一度にやる必要はありません。入居者の目に触れやすい箇所・安全に関わる箇所から優先して検討します。
③ 専門業者に相談・見積もり
建物全体を踏まえたプランと費用感を確認しましょう。
外の印象が、選ばれる物件をつくる
建物の外観は、オーナー様が思っている以上に入居者の判断に影響しています。大規模修繕のプロとして、建物全体のコンディションを把握した上での外構改善をご提案できます。「まず見てほしい」というご相談だけでも、お気軽にどうぞ。夏のうちに動けば、秋の内見シーズンに自信を持って物件を見せることができます。
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