あたたかな日差しが増え、冬仕様のものを片付ける時期。
服のようにお部屋の模様替えをしたい時期ですよね。
いつもと同じお部屋模様…と言いながらも、
自分のライフスタイルや世間のトレンドに合わせて、
少しずつ、新たなものを取り込んでいるのではないでしょうか?
今回は住まい&暮らしの参考にもなる
住生活の領域に特化した日本最大級のソーシャルプラットフォーム
「RoomClip(ルームクリップ https://roomclip.jp/ )」が発表した
「RoomClip Award 2023」を見ながら、自分自身や入居者の人たちの
お部屋づくりについて考えてみましょう。
日本最大のインテリア・暮らしのSNS&オンラインショップ「ルームクリップ」では
投稿された実例写真やタグ、ユーザーの反応などを分析し、
その年のトレンドや次年のトレンド予測を「RoomClip Award」として発表しています。
■2023年のトレンド総評
生活防衛意識が推し進める、持続可能な暮らし
物価や光熱費の高騰からくる生活防衛意識が、節約や省エネ、断熱といった
住まいと暮らしの見直しを促しています。
豊かなライフスタイルより、より生活に直結した持続可能な暮らしへの
シフトが進んでいます。
汎用から専用へ。細分化・深化する生活者のニーズ
●●専用家電、●●専用部屋など、特定の機能や過ごし方に特化したものに
注目が高まっています。
お部屋でいうと、癒しやくつろぎに特化した「ヌック」という空間のある部屋。
選択に特化した「ランドリールーム」。ゲームに特化した「ゲーミング部屋」。
メイクと美容に特化した「パウダ―コーナー」などが注目ワードとして挙がっています。
シニア層のSNS上での関心が増加し、新たなニーズが浮上
SNS利用率が低かったシニア層でも、最近は積極的にSNSを活用しています。
賃貸業界でもシニア層のニーズやトレンドなど今まで捉えにくかったものも
見えてくることが多くなってきそうです。
“脱コロナ”の先に続く暮らしの兆し
オフィス回帰とオンライン会議が並行していて、
コロナ禍の生活とコロナ前の生活が合わさった暮らしになっていくと言われています。
賃貸業界で一番大きい変化は、全世代で「インターネット環境」へのニーズが
高まっていること。ここはしっかり押さえておきましょう。
[参考]2023年 キーワードランキング
1位:色のある暮らし
2位:省エネ・断熱
3位:ゲーミング部屋
4位:専用収納テク
5位:ペットテック
■2024年のトレンド予測
節電、断熱の先にZEH
[4月表示制度スタート]賃貸物件の省エネ性能とは?でも紹介しましたが、
今や賃貸業界の中でも、省エネは重要なキーワードとなっています。
新築マンションであれば「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)※」の文字も
当たり前のように掲げられています。
今すぐではありませんが、省エネ・ZEHは長く賃貸経営をしていく中で、
気にかけておきたいキーワードになるでしょう。
※ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
エネルギー収支をゼロ以下にする住宅のこと。太陽光発電による電力創出・省エネルギー設備の導入・外皮の高断熱利用などにより、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅を指します。
脱コロナで宅飲みから進化 ホームパーティ
宅飲みが、友人を招いてのホームパーティーへと進化を遂げる兆しが生まれています。
一人暮らしのおうちであっても、バルコニーや壁をうまく使って、飾り付けを楽しむ人も。
コロナ禍と同様、お部屋時間を楽しみたいという人は多いようです。
SNSにもシニア層の話題が介護とインテリアの両立
SNS誕生から時間が経ち、当時からSNSを熱心に活用していた30代は、50代になっています。
お部屋の話題で注目を集めているのは、「介護とインテリアの両立」というテーマ。
介護中であっても、お部屋は素敵にしたい!と、
様々なアイデアやアイテムを活用している人が多いです。
■参考:RoomClip Award 2023 特設ページ https://roomclip.jp/special/award2023
2024年のトレンド予測は、今後10年、20年を見据えた内容になっていますね。
賃貸住宅でも省エネ思考が進んでいることや
入居者の高齢化に伴って「介護」の要素が部屋に必要になってくることも
物件によっては、どう対応していくか考えていかなくてはいけないのかもしれません。
トレンドやRoomClipなどのSNSを見ると、今の入居者がどんな暮らしをしたいのか、
垣間見えてきます。お時間がある時はぜひのぞいてみてください♪