繁忙期の助走期間の下半期に突入しました。
落ち着いて、次のことを考えることができる時期。
入居者さんも同じで、色々と次のことを考え、動く時期でもあるようです。

特に9月～10月は引っ越しをする人たちにとっては「第2のオンシーズン」と呼ばれています。
企業では人事異動。6月に結婚された新婚さんが新しい物件に移ろうと
部屋探しをする時期とも言われています。

引っ越しや部屋探しをするにもいい気候で、物件も取り合いにならないという利点があります。

今回は、7月～12月の下半期に問い合わせが多かった条件・設備について取り上げます。

アットホーム株式会社が発表した
不動産のプロが選ぶ！「2022年下半期 問合せが多かった条件・設備～賃貸編～」ランキングを参考に
見てみましょう。

まずは2022年7月～12月の間に、賃貸居住用物件を探しているお客さまの中で
多かった問合せ内容を見てみると、
「通学先・通勤先の近くに引っ越したい」が2022年上半期から10.3ポイント上昇し、1位でした。
・実際に通ってみると不便な場所だった。
・テレワーク業務が減ってきて、通勤に便利なところに引っ越したい。
といった理由があるようです。

テレワークに関しては、テレワーク業務を減らしている企業がある中で、
今でもテレワーク業務を実施している企業もあり、
小さくてもいいので、独立したテレワーク用のスペースが欲しいという方もいらっしゃいます。

上半期に比べて、「ペット可物件に引っ越したい」という意見も多く上がっています。
「多頭飼いを希望されるお客さまが多い」といったコメントもあり、
防音などの条件がそろった物件や一軒家については
ペットの種類や大きさ、頭数の条件を見直してみるのもいいかもしれません。

下半期は日常生活を見直して、なにか新しいことを求める時期なのかもしれませんね。

問合せが多かった・人気のあった設備の1位は「駐車場」でした。
通勤手段を見直す人は車やバイクの所持についても、検討する時期なのかもしれません。
使いやすい敷地内駐車場のお問い合わせがやはり多く、
中には「駐車場を２台分欲しい」という要望もあるようです。
すでに駐車場スペースを持っている方は、そういった要望の際、対応できるよう
ご準備いただくのも手かもしれません。

また、安定した人気は「インターネット接続料無料」「オートロック」。
繁忙期のことを考えると、設備として優先したいのはこの2点と言えるでしょう。
インターネットについては、通信速度を気にされる方がとても多いので、
すでに導入済みの物件でも、アップグレードできるのであれば、
検討していただいた方がよいでしょう。

7月～12月にご物件を探す方のニーズは、繁忙期の時より
一癖二癖ありますが、だからこそ、穴場物件の方には大きなチャンスにもなります。

他の物件とは違うニーズを満たす物件づくりを秋の夜長にじっくり考えてみてはいかがでしょうか？