数年前から海外で注目されている「ジャパンディ」。
日本の和モダンと北欧テイストをミックスした
インテリアのスタイルが最近日本でもブームの兆しがあります。
どうして今「ジャパンディ」なのか。
ぜひ、お部屋のコーディネートの参考にもしてみてください。
流行が目まぐるしく変わる中、今だ根強い人気を持つ北欧インテリア。
冬が長く、日照時間の短い北欧の人々は、家にいる時間が長いため、
「いかに家時間を快適に、楽しく過ごすか」という考えがあります。
ソファや椅子は長時間座れるようにこだわられ、
窓の外が暗くても、明るい気分になれるような
鮮やかな色を用いられているのも特徴的。
家の中にいても、気分があがる北欧インテリア。
これがコロナ禍の生活スタイルにもフィットして、
長いブームにつながっているのかもしれません。
一方、伝統的な和風のインテリアの特徴はシンプルさ。
家具は最小限しか置かず、布団やお皿など、普段使うものも
見えないように収納されています。
それでも、ぬくもりを感じるのは、四季や自然を部屋の中に
取り込む工夫がされているからでしょう。
旬の花を生けたり、掛け軸や行事の工芸品を季節に合わせて置いたり、
広い窓から庭を望んだり、畳や柱、家具にも天然素材を使用して、
ポイントポイントで空間を彩っています。
■心を落ち着かせる「ジャパンディ」の良さ
シンプルで、天然素材を使い、鮮やかなアクセントで空間を彩る。
そんな共通の特徴を合わせたのが「ジャパンディ」です。
洗練されているけれど、温かみがある居心地のいいインテリアスタイルと
考えればよいでしょう。
■ここを押さえれば「ジャパンディ」!
〇空間に余白を残す、ミニマルを意識
物は少なめですっきりがマスト!
飾るものは最小限にして、雑多に見えるアイテムは収納しましょう。
〇ナチュラルな配色を意識
主張しすぎないナチュラルカラー(ホワイト、アイボリー、ベージュ、グレー)を
基調にしていきます。
北欧スタイルと違うところは、アクセントが植物や土などのアースカラーを配すること。
全体的に色味は少なめにしていきますが、白みが多すぎると、
ジャパンディインテリアには見えなくなります。
タペストリーやじゅうたん、カーテンなどでアースカラーを追加するとよいでしょう。
〇天然素材のアイテムを取り入れる
木やリネン、ウール、石など、天然素材を取り入れるとグッド。
特に家具はシンプルなデザインの木製がおすすめです。
植物は、枝物がジャパンディ的に◎。幹や枝が細く、繊細な見た目のものがマッチすると言われています。
〇家具には北欧家具や照明などを取り入れる
上記を実践すると、落ち着いた和テイストが強くなりがち。
家具にはデザインの洗練された北欧家具や照明を取り入れ、
遊び心の持てる部屋にしてみましょう。
バランス的には和:北欧=3:7が理想的だと言われています。
■ジャパンディ的な内装
インテリアと同じく、ナチュラルカラー(ホワイト、アイボリー、ベージュ、グレー)を
主に考えていくとよいでしょう。
フローリングは比較的明度が高く、彩度の低い暖色系がおすすめ。
オークやタモ、バーチ、メイプル、ヒノキなど。
畳も濃い色より淡い色の方がジャパンディっぽく見えます。
部屋のテーマとしては「癒し」が今のブームとなっています。
リノベーションの際は、自分が落ち着けるような色合いのお部屋を意識して、
お部屋づくりしてみましょう!