師走に入り、仕事やプライベートが慌ただしくなってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。年が明けると繁忙期。そこで今回は、不動産情報サービスのアットホーム株式会社が発表した2種類のプレスリリースを元に現在の傾向を見ていきたいと思います。
11月25日にアットホーム株式会社が発表した『全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2022年10月)』*1によると、調査対象とした全10エリア(首都圏(東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、北海道札幌市、宮城県仙台市、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、福岡県福岡市)でファミリー向けマンションが前月に続いて前年同月を上回っており、中でも東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県の4エリアは2015年1月以降最高値を更新しているようです。
※入居者が1カ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」としています。 ※30㎡以下を「シングル向き」、30㎡~50㎡以下を「カップル向き」、50㎡~70㎡以下を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」としています。
これを踏まえ、同社が10月18日に発表した『不動産のプロが選ぶ!「ファミリーに人気の設備ランキング」~マンション編~』*2を元にファミリー向け対策として効果的な設備について考えてみましょう。 ※過去3年以内にマンションの購入を検討しているファミリー(6歳以下の子どもがいる家庭)を担当したことがある全国のアットホーム加盟店439店
≪室内設備≫ 1位 「ウォークインクローゼット」 37.6%
室内設備はウォークインクローゼットが人気となっており、広い収納スペースを求める声が多かったようです。小さなお子様のいるご家庭ではおもちゃやベビーカーなどの荷物が多いため、広々と使える収納を望む声があがっているそうです。
≪水回り(キッチン・トイレ・お風呂)設備≫ 1位 「追焚き機能」 64.5%
水回り設備は追い焚き機能が人気のようです。家族が増えてくると途中でお湯が冷めてくる事もありますし、入浴時間そのものがバラついている事もあります。いつでも温かいお風呂に入りたいですよね。
≪室外設備≫ 1位 「オートロック」 59.5%
室外設備はオートロックが1位に。不動産会社からは「オートロックは必須」とのコメントが多く寄せられたようで、どのような防犯設備が自物件にあるのかを一度しっかり確認したほうがいいかもしれないですね。
いかがでしたか?
今回はファミリー向けの物件が好調との発表を元に、ファミリー層ではどのような設備が好まれているのかを見てみました。
不動産会社からの声として他にも「共働きの方には宅配ボックスが人気」「食洗機を付けたいという声も増えました」などのコメントがあったそうで、ライフスタイルの変化にともなって設備に対する需要も変わってきている事がわかりますね。
今回ご紹介したランキングは購入を検討しているファミリー層を担当した方々からの声を集めたものではありますが、賃貸物件に応用できる設備もありそうです。今回の調査結果を参考に一度自物件の設備を見直し、繁忙期への備えをしてみてもいいかもしれません。
*1:【アットホーム調査】全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2022年10月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000314.000051123.html
*2:不動産のプロが選ぶ!「ファミリーに人気の設備ランキング」~マンション編~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000301.000051123.html