家で過ごす人が増え、ご飯を食べるにも、テレビを見るにも、
人とおしゃべりするにも、なにかとインターネットの出番が増えました。
あって当然?「インターネット無料物件」でもご紹介した通り、
インターネット無料物件の需要は増え続けています。
しかし、インターネットの活用が多岐にわたる中で
🙂 「無料回線がなくてもいい」という人たちもいます。
無料インターネットがなくても借りてくれる人とはどんな人たちか。
代わりにどんな条件を求めているか、調べてみました。
賃貸居住者の生活実態と設備切望度に関する調査(2020年)より/出典:リクルート住まいカンパニー
リクルート住まいカンパニーの調査を見ると、
利用割合として最も多いのが「有料契約(有線)」が
シングル女性世帯以外すべての世帯でトップでした。
女性の方が設備や築年数などにこだわってお部屋選びをしているのかもしれません。
次いで「無料インターネット」が2番目の利用になっています。
賃貸居住者の生活実態と設備切望度に関する調査(2020年)より/出典:リクルート住まいカンパニー
では実際、無料インターネットは契約に影響を与えているのか見てみると
無料インターネット付のお部屋を借りた人の63%が
「無料インターネットがなくても借りる」と回答していて、
特にファミリー層は約76%の人が気にせず借りると回答がありました。
■気になる無料インターネット付物件のデメリット
人気の裏でクレームの多い設備「ネット無料」「宅配ボックス」でも
取り上げましたが、「インターネットの速度が遅い」というクレームは
どんどん増えています。
特に仕事や趣味にインターネットを使う人たちは
インターネットの速度や品質を求めていて、
😐 好きな回線・プロバイダを自分で選べない
👿 自分で新たに契約するのは、二重支払いのようになって損じゃないか
😕 もともとあるインターネットの契約のせいで、自分で新たに契約できない
と不満を抱える人もいます。
そういった人たちにとっては、むしろインターネットがついていない物件のほうが
嬉しいのかもしれません。
■「インターネット接続可」の詳細を提供
無料インターネットがついていなくても、気にせず借りる人は多いですが
完全にインターネットが接続できない物件については、
避ける方も多いかもしれません。
持ち歩けるモバイルWi-Fiルーター(ポータブル)をレンタルしている人や
スマホで事足りる 😉 という人もいますが、
若い方・複数人でインターネットを利用するファミリー層の生活には
もはやインターネットはなくてはならないものです。
よっぽどのことがない限りは、
インターネットが接続できる環境を整えた方がいいでしょう。
賃貸物件のポータルサイトには「インターネット接続可」のチェックがあります。
これについても、細かな違いがあり
ネット導入で気になる物件の通信速度でも解説しているのですが、
■建物に引き込んでくるところまでは光ファイバーを利用して、
各お部屋の中へは電話線(メタル線)を使用しているのがVDSL方式
■お部屋の中まで光ファイバーを使用している光配線方式
■お部屋までLAN配線を使用しているのがLAN配線方式
■ケーブルテレビの配線を利用するCATVインターネット
と種類があり、建物の構造によっては選べないものもあります。
無料インターネットも同様ですが、
トラブルがないように、どの方式なのか。
業者や実際の使い心地などは、お部屋の仕様と共にお伝えできるようにしましょう。
また今後無料インターネットを導入する際は
物件のお部屋の数や入居者層をきちんと把握して
安かろう悪かろうの契約を結ばないように慎重に検討しましょう!