様々な世帯に取り入れられる賃貸分野のIoTとは?

テレワークや新たな生活様式の動きもあり、
賃貸住宅に「インターネット」はもはや必需品となってきました。

またそれに合わせて、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)物件
つまり、インターネットとつながった家電製品や住宅設備を備えた
賃貸マンションが全国に増えつつあります。

 🙄 でも、そんな設備をいれたら、お金がかかるでしょ?

もちろん、そういう設備もありますが、
逆にインターネットを利用することで工事費用が抑えられる設備もあります。

今回は今、注目されているIoTの導入について調べてみました。


■IoTが実現する4つの機能
IoTの活用によって実現できる機能は大きく分けて4つと言われています。
・モノを操作する
よく見られるのが、離れた場所にあるモノを遠隔操作する機能
スマホを通じて、エアコンや照明をつけたり、ペットのえさやりをしたり…。
パスワードを更新し、鍵の交換のいらないスマートロック・電子ロックもこちらに入ります。

モノの状態を知る
モノにセンサーが搭載され、異変があると、すぐにインターネットを経由して
利用者に状況を伝える機能です。
例えば、エアコンで室内の温度を知って、室内環境をよくするために操作したり、
ペットの首輪などにつけて、運動量や体温、食事量を
確認することができたりします。

・モノの動きを察知する
センサーとインターネットを活用し、
モノや人の動きから、現在の状況を知ることもできます。
高齢者の見守りシステムに活用されているのが、この機能。
異変にすぐ気付き、対応することが可能です。

・モノ同士で通信をする
人間が動かなくてもモノ同士で通信して動く機能のこと。
アレクサなどのAIスピーカーと連携し、
口頭の指示だけで、お風呂のお湯が沸いたり、情報を検索したり。
スマホにアプリを入れて、家中の家電と連動するという人もいます。

こうしてみると、IoTはずいぶん身近に感じられますよね。

ただ、IoTは用途が多く、様々な分野で使用できるため、
どれを導入するかは物件のターゲットごとに違ってきます。

■学生、社会人単身世帯
今後もオンライン授業、リモートワークの流れや
スマートホンなどの活用が続くと考え、
インターネット環境の強化は急務です。
またIoTについても抵抗感がなく、他にない設備があると、
それだけで、入居を考えるきっかけにもなります。
 💡 学生、社会人単身者世帯に合うIoT設備はこれ!
・エアコンや照明などの家電類
住む年数がある程度決まっている若い方にとって、
エアコンや照明、テレビなどの家電がついている部屋はとても魅力的です。
スマホで操作するものもありますが、最近は家電を一括操作できる
リモコンも出ているので、それを使えば面倒はだいぶ省けます。
・防犯面もIoTで強化!
照度や温度を感知し、エアコンや照明に自動で
操作することもできるので、帰る頃には過ごしやすい部屋に…。
決まった時間やタイミングで外から照明をつけることができるので、
空き巣やストーカー対策になってよいと、女性にも好評です。

■子育て世帯
子育て世帯で重視されているのはやはり子どもの安全
また子どもの面倒を見ながら、スムーズに動くことのできる
便利さを求めています。
 💡 子育て世帯に合うIoT設備はこれ!
・子どもの居場所が確認できる設備
人感センサーのついた防犯カメラや照明ならば、
子どもが帰宅した際にスマートフォンへ通知を届けることができます。
泥棒などのトラブルがあっても、早期に発見できます。
・家の施錠状況も分かるスマートロック
わざわざカギを出さなくても、Bluetoothで連動すれば
近付いただけで家の鍵が開くタイプのスマートロックであれば、
子どもや荷物で手がいっぱいの親御さんも、スムーズに開け閉めできます。
またちゃんと施錠されているか、解錠されたかなどの通知が届くタイプもあるので、
子どもを留守番させる時や泥棒などの対策にもなります。
・宅配ボックス
単身者にも喜ばれる宅配ボックス。
ファミリー層の場合、大きな荷物も多いので、
大きめのスペースも混合したものがよいでしょう。

■高齢者世帯
今後、増えてくる高齢者世帯を受け入れる際に
危惧されるのが孤独死や火災などの事故
そうした事故の備えにもIoTが有効活用されています。
 💡 高齢者世帯に合うIoT設備はこれ!
・火災報知器システム
すでに火災報知器は設置されているところがほとんどかと思いますが、
IoT搭載の火災報知器システムの中には、ただ火災を知らせるだけでなく、
火災を検知したと同時に照明が全点灯したり、
遠くの家族に火災の発生をお知らせしたり、詳しい火災現場のお知らせもできます。
・電力の使用状況から分かる。高齢者見守りサービス
センサーを設置し、電力の利用状況に応じて、
入居者の活動などを見守ることができます。
電力が長時間使用されていない時は、
遠くに住んでいるご家族などへメッセージを送ることも。
早めに変化に気付くことができます。
監視カメラと違って、センサーで感知するため、
高齢者のプライバシーが守られるというメリットもあります。

入居者自身もまだIoTには慣れておらず、実際に住んでみないと、
その便利さに気付けない部分はあります。
ただ、今後、様々な分野で利用が広がってきて「IoT」という言葉よりも先に
自然と生活に入り込んでくるものかもしれません。

自物件への取り込みはまだ早いと見送る場合でも、
IoTの分野はアンテナ高く、知っておきたいですね。