臭いは物件選びの際、マイナスになる要素でもあります。
最近は足を運ばず、web動画を使った内覧が多くなっているからといって、
安心してはいけません 😯
一般的な繁忙期は1月~3月と言われていますが、
4月も繁忙期を避けた入居者達が一定数いることもあります。
しっかりと臭いの対策をするのと、臭いの原因を追究しておきましょう!
人が生活し暮らしていた部屋には様々な臭いがあります。
カビや生ごみの生臭さ、アロマや香水、タバコの臭いなど複数入り混じった
独特な臭いがあります。
外国人の方が多いマンションだとお香や香辛料・食材など
独特の臭いがある場合もあります。
特に臭いがきついタバコについては、最悪クリーニング業者頼んだとしても
消えないなんてことも。
ひどい時には白い建具などが黄ばんだ色に変化する事もあります。
■臭いが染みつきやすい箇所とは
・壁紙
・床
・建具
・家具
ただし、これらの家のにおいは、キッチン、トイレ、リビングなど、
場所ごとに異なると思います。
■一番大事なのは換気
やはり換気が重要だと考えます。
窓を開けて空気の入れ替えをすることによって、
家の中にこもったニオイや湿気を防ぐことができます。
入居者募集中の空室の空気の入れ替えは悪臭を防ぐためにも大事。
特に梅雨時はカビの生えるリスクもあるので、
晴れの日にはしっかり換気してあげましょう。
しかし、換気でも対応できないいやな匂いもたくさんあります。
➡ タバコの臭いの原因
タバコにはアンモニアやタール、アセトアルデヒド、硫化水素やニコチンなどなど
ニオイに作用する成分が盛りだくさんです。すぐにとるのは難しいので、
じっくり時間をかけて、しっかり対応しましょう
💡 タバコの臭いの対処法
・強力な消臭剤をたくさん置いて時間をかけて消臭する!
時間はかかりますが、費用面ではコスト削減ができます。
臭いの種類に作用して脱臭をするタバコの臭い用のもの、
リビング・キッチンなど場所に合わせた香りをつけてくれるものなど
様々な種類があるので、用途に合わせて使い分けていきたいですね。
・専用の『道具』と『技術』を備えた専門業者に頼む!
費用はかかりますが、原状回復に近づく可能性は非常に高いです。
※料金の決まり方は、臭いの強弱、作業時間によって異なってきます。依頼する際は、事前に相談し確認をしておいた方がよいでしょう 😉
・壁紙を拭く、貼りかえる
重曹などで拭くと臭いや特有のべたつきがなくなりますが、
あまりにもひどい場合は壁紙を張替る義務が生じます。
退去立ち合い時にしっかりと確認して、対応できるようにしましょう。
物件内覧の際に感じる「室内の臭い」は、
入居の意志を大きく左右するという実験結果も出ています!
下水臭やカビ臭などに気を付け、換気等をしっかりしておきましょう。
■内見で気をつけたい共用部の悪臭
😥 見落としがちなのが共用部の悪臭です。
実際に行って確かめておかないと分からないマイナスポイント。
共有部分(廊下など)の臭いでマンション全体の特徴が出たりします。
内見の際気付かなくても夏などになって、
臭いがきつくなると耐えられず退去につながる可能性もあります。
■共用部の悪臭でもっとも多い原因は、
・家庭ゴミ
・ペットと言われています。
➡ 家庭ゴミの悪臭の原因
住人によりゴミの分別がされていないことで、市の清掃局が収集してくれず、
そのまま置いておかれ、鳥や野良猫などに荒らされ生ゴミが散乱なんてことも。
そのほか、収集日までベランダに置いている方が当日出し忘れ、
それがどんどん溜まっていき、いつのまにか悪臭の原因に。
💡家庭ゴミの悪臭の対処法
入居者には引っ越してきた際に、
各市町村が出しているゴミの収集表を渡しておきましょう。
エントランスの掲示板やエレベーターの中など目に触れる場所に貼っておくと
住人の意識が高まるでしょう。
最近は張り紙ではなく、電光掲示板をつかってお知らせをしている物件もあります。入居者に導入後の意見を聞くと紙より見やすく、
「携帯を見ているような感覚なので比較的見る機会が増えた!」という
意見もあるようです。
また、ゴミの上からネットをかけるよりは、
蓋つきのボックスタイプのものをゴミ置き場に設置する方がより安心です。
➡ ペットによる悪臭の原因
一部の飼い主により、ペットに共用廊下や植木や庭で糞尿をさせたり、
バルコニーでペットを洗ったりする住人がいます。
💡ペットによる悪臭の対処法
ペット可物件で重要なのは、ペットが苦手な人や嫌いな人がいます。
こういった住人のためにもまずは、入居者にマナーを守ってもらう事が大切です。
そして、悪臭を避けるため、「待て」や「お座り」以外に
排泄やマーキングのトレーニングもしっかりしてもらうよう、
飼い主に呼びかけるようにしておきましょう。
共同の場(エスカレーターやエントランス、共同通路など)では
犬を抱くかキャリーバッグに入れ、自由にさせないというルールを
作るのも対策のひとつです。
その他の異臭問題では、宅配ボックスに生ものが入れられ、
引き取りがされないまま放置されて臭いが染みついたり、日用品の洗剤を
まとめ買いし中で漏れて異臭を放つなどといった問題もあるそうです。
食品にいたっては、冷凍・冷蔵については宅配ボックスに入れないと決めている
配送会社もあります。
➡ 宅配ボックスを設置している場合
掃除も兼ねて常にボックスの中の確認をするようにしましょう 😀
また、規約等もつくり入居者にしっかりと意識してもうらうようにしましょう。
異臭は「意識」しだすとなくなることはなく物件選びの際、
不快感を抱きかねません。より良い物件にするために、
家主様が実際に物件に足を運び、共用部分などに独特な匂いや異臭がしないか、
少しでも異臭だと感じる様な臭いはすぐ対処していくよう心がけましょう。