「こんな大家は嫌がられる?」管理会社と共に円満賃貸を築くには?

賃貸行為も事業と同じなため、出費があって当然!とはいえ、
「なるべくなら費用がかからないようにしたい」
が本音 😀 です。

それでもあえて「管理会社」に自分の物件を任せるのは、
自分で管理するより、
管理費を払ってでも管理会社に業務を委託した方が、
手間がなく、利益を増やしやすい
と判断されているからでしょう。

また入居のトラブルについて対応してくれるのが大きな魅力になっています。

入居者側からしてもトラブルが起きた時、
住んでいる物件の家主様と連絡を取り合うより、
ワンクッションおいた管理会社の方が連絡を取りやすいということもあるようです。

自主管理物件より、
管理会社が入っているかどうかが決め手のひとつになる可能性もあります!

でも…
色々なところとお付き合いをしていたけれど、なんだかうまくいかない 😐 
というオーナー様もなかにはいらっしゃいます。

ところで…管理会社とどのように接していますか?

知らないうちに自分が実はNG大家さんになっているかも?

円満賃貸を築くには、管理会社さんとの連携はとても重要です。

今回は管理会社が思う、付き合いにくいと思われがちな大家さんについてご紹介。
既に管理会社にまかせている方も、
自主管理をされている方も今後の参考としてぜひ、ご覧ください。

ご参考までに!


■こういうことが多い大家さんは要注意!
・入居中修繕になかなか対応できていない
入居者からの相談で最も多いのは入居中修繕です!
入居者からトラブルや要望があり、管理会社から連絡があっても
「今は対応できない」、「入居者か管理会社で直してくれ」などと
あしらってはいませんか?

4月の民法改正により、賃貸住宅の設備が故障し、
生活に支障があった場合は、借主は貸主に対して家賃の減額請求をする事が
可能になりました。


貸主として修繕義務に基づく出費はもちろん退去時の原状回復に対する貸主負担分は必ず払うということを事業者として考えなくてはなりません。

・管理会社から「入居者からクレームが出てます!」と言われがち
よくあるのがエアコンのクレーム。
工事費用を安く抑えたくて、
いつもの業者でエアコン工事を頼んだら
一ヵ月も待つことになったりと、発注対応が遅れたり… 😥 
入居者の訴えをあれこれすべて聞くのは難しいですが、
エアコンが必要な夏、冬は特に迅速に対応することも大切。
エアコンの故障であれば、
民法改正後、家賃減額の対象にもなり、収益にも影響がでることもあります。

安さを重視して「文句があれば、退去すればいい」ではなく、
修理の優先度はきちんと見て、お金をかけるところ、節約するところは
きちんと自分で判断して入居者の満足度をあげるように心がけるのが良いでしょう。

またビジネスでよく出る「報・連・相」(報告・連絡・相談)
オーナーさんにも大事な心掛けです。
対応の遅れが出ても「理由」と「いつまでに対応するか」をきちんと伝えれば、
待ってくれる入居者さんも多いですし、管理会社側からも信頼できるオーナーさんと
安心できます。

・建物が古く、駅から遠い物件でもリフォームはしたくない、
 家賃は下げたくないと解決策が出てこない
中々埋まらない空室に対して、管理会社から様々な提案が出てくると思います。
しかし、その提案を突っぱねて、ひたすら
「いつになったら入居が決まるか」ということだけ頻繁に問い合わせると、
管理会社側もうまく対応できなくなっていきます。

管理会社側から出た提案にも優先度をつけて
できることからやっていくことが大事。

他物件との違いを全面に出したり、
管理会社と空室対策について密に話し合う姿勢を見せ、
対話の意思があることをアピールしましょう。

 

もちろん、オーナー様側が管理会社に思うことも様々あり、
管理会社側の方針や担当者との相性でも、うまくいくいかないがあるでしょう。

トラブルの一番の原因は「連絡・コミュニケーション不足」
大切な物件を任せるには、やり取りを通じ、良好な関係を築く事はとても大切です。

オーナー様も管理会社もできれば長く住み続けてほしいという考えは一緒のはず 😉 
これから繁忙期で互いに連絡をとるのも大変になるかもしれませんが、
密に連絡をとるチャンスの時期にもなります。

互いにパートナーとしてよりよい賃貸経営をしていくうえで、
「ありがとう」「よろしくね」の気持ちを忘れず
今回のお話を少しでも頭の片隅にでも覚えていただければ幸いです。