いつもより早い海の日が過ぎ、
いよいよ来週には夏休み!というお子さん、お孫さんも多いのではないでしょうか?
お盆に帰省するため、旅行に行くため…など忙しいとは思いますが、
久々に親族で集まれるとなると、やはり嬉しいですよね。
こんな時に考えておきたいのは、互いの近況を知り合うこと。
特に大家さんにとって、もしもの時「物件」はどうなるか…心配ですよね。
今回はもし、次世代に物件を引き継ぐことを考えているなら、
準備しておきたいこと、段取りについて考えてみました。
💡 こんなことで大家さんの子世代は困っている
どんな人でも言えることですが、急に親が亡くなり、相続が発生すると、
相続税が発生するなど色々予測できない事態に陥ります。
認知症など判断力が失われていることにあとになって気付いたり…
大家さんならば資産だけでなく賃貸事業を急に引き継がなくてはいけません。
😐 所有する賃貸物件の情報が分からず、頼れる人も分からない
😥 現在対応していたクレームを知らず、放置してしまう
😯 管理運営・リフォーム代が工面できない
など様々な問題が浮かび上がります。
◆まずは賃貸経営の3大経営資源「人・情報・金」をチェック!
・お金
預貯金はもちろん、株式や投資信託などの財産。そして、借金。
不動産や美術品なども含め、一度リストを作ってみましょう。
預貯金の口座番号や不動産の購入日などをまとめ、
書類などと一緒に置いておくと良いですね!
<7月より施行「預貯金債権の仮払い制度」>
今までは口座を持っている本人が亡くなった場合、
口座が凍結され、お金が引き落とせないなどのトラブルがありましたが、
今後は相続人の生活費や葬儀費用、管理運営・リフォーム代のなど
必要なお金が引き出せるようになりました。
ただし、法定相続の範囲内、150万円を超える場合は家庭裁判所の判断になるなど
制限もあるので、あくまで緊急事態の場合、と思っておきましょう。
・人
賃貸経営に関わる人やもしもの時に頼るべき人は
相続人や家族に伝えておくべきです。
管理会社・仲介会社、税理士だけでなく、
相談相手などサポートしてくれる人をきちんと作りましょう。
・情報
物件や入居者の状況など運営管理は日々、変動しており、
自主管理だとなかなか常に共有するのは大変です。
こうした情報をどこで整理しているのかは、
賃貸業を説明する中で一度共有すると、仕事の理解も求めることができて
よいでしょう。
また忘れがちなので、物件自体の情報である図面類や保証書。
これがないと、リフォームや修繕の際に、調査が必要になり、
手間とコストがかかってしまうので、きちんとまとめて置いておきましょう。
◆準備~引継ぎまでの段取り
「人・情報・金」のリストを作ったら、
まずは家族(相続人)と話し合ってみましょう。
・いざという時、財産をどう分配するか
・賃貸業を引き継ぐか否か
賃貸業を引き継がない場合は、物件をいつ、どんな形で手放すかも
段取りを一緒に考えていったほうがよいです。
引き継いでくれる人が見つかれば、
少しずつでも経営に参加してもらえるとよいですね。
・賃貸経営の情報誌などを渡す
・賃貸経営のイベントなどに一緒に行く
・空室対策や事業改善のアイデアを一緒に考えてもらう
など、賃貸経営に興味を持ってもらって、気持ちの準備をしてもらいましょう。
無事、家族信託などによる権限移転や法人化、生前贈与などで引継ぎができたら、
その後も、相続人の後ろ盾として、ノウハウ伝えていければ良いですね。
ホープハウスシステムでは、いつもホープハウスシステムをご愛顧いただいている
オーナー様のお役に立てるよう「HOPEオーナー会」を設立することとなりました。
また、ご子息や相続人の方をサポートする
「令和オーナークラブ」もご用意しております。
是非一度、お問い合わせ下さい。
0120-708-114(関東・東海)
0800-111-2188(関西)