色褪せ?人気色?後悔しない色選び!

オーナーの皆様は、街を歩いていて、「 😕 古びてるな」「 🙁 年季が入ってる」
というような建物についつい目をやってしまいませんか?
 
塀や門などの錆、外壁の色褪せなどは清掃で取り除くことはできません。
色褪せは太陽光による紫外線、光の熱エネルギー、そして雨風や酸性雨など
自然の力による原因が大きく、
塗装の劣化は、月日がたてば必ず起こることで、避けることは難しいです。

しかし、塗装の劣化具合や劣化する年月は塗料の種類によって、変わってきます。
参考:塗料に「こだわり」物件を守る!

次に塗り替えるなら
色は…配色は…塗料の種類はどれにしますか?

塗り上がりを想像し、また20年建物が元気でいられるよう、
塗り替えについて考えてみましょう。


■知っておきたい色の見方
塗り替えでよく聞く失敗談は「 😥 イメージしていた色と仕上がりが違う」
いうお話。これにも自然の力。そして色の性質が影響しています。

・光
どんな光の下で見るかによって、色の印象はガラリと変わります。 
屋外でサンプルを確認する方が、本当の塗りに近い色を選ぶことができます。
晴れた日、曇った日だけでも、感じ方が変わるので、
色んな時間・色んな日に確認してお気に入りの色を見つけましょう。
図1

 
・面積
色は面積が大きくなると「明度」「彩度」「色相」が上がって見えます。
比べる
右の大きい方が鮮やかに見えますよね。
小さなサンプルに比べて、実際に塗った壁の色が明るく、派手に見えてしまうのは
この面積の効果のせいなんです。

できれば大きめのサンプルを用意してもらって、
少しトーンを抑えた色を選ぶと、イメージに近くなると思います。

 

■色褪せしやすい色、しにくい色
色にはその色の結合力や光の吸収具合によって
色褪せしやすいものと、しにくいものがあります。
・色褪せしやすい色
比べる2
1位 赤
一番色褪せしやすいのは赤。
東京タワーも5年に1回程度塗り替えが行われています。

2位黄色
赤と同じくらい色褪せしやすい色とされています。
窒素元素同士が結合している部分が多く、紫外線によって切断されてしまうため
褪色が早いとされています。
しかし、外壁塗装でよく選ばれる
同系色の黄土色は色褪せしにくい特徴を持っています。

3位紫色
紫と言っても、赤色が多い紫・青みが多い紫によって
色褪せの進行度が変わってきます。
当然、赤みがかった紫のほうが、褪色の進行は早いです。

 
 ・色褪せしにくい色
比べる3
1位 白
顔料として使われる酸化チタンが無機顔料なので、
色素の結合を切断されにくく、化学変化も起こりにくいです。
しかし、汚れが目立ちやすいという弱点もあります。 

■選ぶべきは人気色?
サッシやドア、屋根、設備との色バランスも大事です。
相性が良く
無難なカラーはベージュ系グレー系
濃い色よりも薄い色味が人気で、屋根材の色との相性も良く、
アルミ建材が目立たないのがポイントです。
しかし、ベージュ、グレーの色も青によるか、赤によるか、
温かみ、涼しさ、など様々な系統があります。
参考:最初の「6秒」が勝負!「第一印象を決める外壁」

他物件と違う「個性」を出したい…
そこでポイントとなるのが「塗り分け」です。
これについては、また次号でお伝えさせていただきます!


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