😉 新しいおうちに住んだら、さらにそのおうちを自分色に染めたい
貸しているお部屋に愛着を持って住み続けてもらえると、
オーナーとしても嬉しいですよね。
今やホームセンターだけでなく100均でも、様々なDIYグッズが買える時代。
しかし、東京都中心部でDIY可物件を検索してみると
155,624件の中から7件しか出てきませんでした。
(2019.2/28現在 SUUMOにて検索)
貸した状態に戻す「原状回復」が当たり前となっている日本の賃貸。
😕 物件を無茶苦茶にされたら困る!
というお気持ちは分かりますが、DIY可能物件は他と差をつける付加価値になります。
今回はサポートやルール化で生まれ変わる
「DIY可能物件」へ向けたはじめの一歩について考えてみました。
■造作場所を限定!原状回復が容易な場所を作ってあげる
DIYが可能な場所とルールを作ってあげれば、
DIY初心者でも、どこまで取り組んでよいかが分かりやすくなります。
【例】壁の一面だけDIY可にする
釘やビスをしっかり固定できる構造用の合板や
壁紙やペンキ塗装など自由にできるベニヤ板を貼るなど、
最初からDIY可能な壁を用意すれば、
退去時にそれを取り換えるだけで、事足ります。
■オーナーさんもDIYを応援!
自社管理の物件で、DIYに詳しい、もしくは詳しくなりたいオーナーさんなら
入居者と一緒にDIYに挑戦する気持ちでいるのも良いでしょう。
・入居者さんがどんなDIYをしたいかヒアリングし、許可をする
・道具や部材の貸し出し・提供をする
・必要ならばお手伝いをする
許可した範囲なら退去時の原状回復もなし、とすれば、
設備をそのまま次の人に貸すことができます。
時間と手間がかかりますが、
お金をかけず自物件が良くなっていくのは嬉しいですよね。
■DIYまでいかなくてもカスタマイズできる物件づくり
DIYまではできなくても、ほんの少しの工夫で自分好みのお部屋が作れるならば
嬉しいものです。
・アジャスター付きの柱をつける
フックや棚、有孔ボードなど好きな形で
お部屋づくりができます。
有名なところだと平安伸銅工業が開発を手掛ける
DIYパーツブランドLABRICO(ラブリコ)が人気です。
・ディスプレイだけでなく実用的な活用方法も◎ピクチャーレール
ポスターや絵画をかけるため、壁に取り付けるピクチャーレール。
使い方によっては、小物トレイをかけて小物入れにしたり、
服やバックなどをかけたりもできます。
洗面・キッチンスペースに取りつければ、収納をつくることもできるので、
喜ばれるかもしれません。
💡 安全性の確保が必要!ガイドラインを参考にルール決め!
DIYで昨今問題になっているのは防火に必要な規制である
「内装制限」を無視して施工してしまうケース。
例えばコンロ周りは、基本的に可燃物を使用してはいけないことになっています。
これについては上記の通り
・DIYができる場所を制限する
・DIYを許可制にする
ことで入居者と物件の安全性を確保できます。
DIY賃貸はまだまだ発展途上。
ガイドブック「DIY型賃貸借のすすめ」
(国土交通省住宅局住宅総合整備課賃貸住宅対策室)
などを参考に、いち早く導入を検討したいところですね。