来年の色のキーワードは「あたたかさ」と「活気」

11月16日は1116(いいいろ)の日!
一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)から
毎年恒例の「今年の色、来年の色」 が発表されました。

2018年の色は「ホームステージングにも外せない!流行りのカラー!」でも
ご紹介しましたが、
◆ビジョナリーミント◆
チョコミントのようなパステル調の緑が今年のトレンドカラーと発表されました。
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確かに情報誌「日経トレンディ」が紹介した2018年のヒット商品ベスト16にも
チョコミントがランクイン。コンビニや飲食店でよくこの色を見かけました。

2019年はどんな色が選ばれたのでしょうか。


 来年(2019年)の色としては、
アウェイクニングオレンジ(Awakening Orange)が選ばれました!orange

アウェイクニング(Awakening)とは「覚醒・気づき」を意味します。
今年はパワハラやセクハラ、たくさんの問題が明るみに出て、
今までの慣例やなあなあになっていたことを変えていこうという世調が強まった
一年になったかと思います。
2019年は明瞭な意識で未来に踏み出すという
前向きなエネルギーをオレンジで表しています。
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オレンジの香りを嗅ぐと私たちは目の覚めるようなフレッシュな感覚を覚えます。
色を見るだけで、そのイメージがパッと思い浮かぶのではないでしょうか?
未来へ一歩踏み出す躍動感や生き生きとした生命の力を感じさせる一方で、
あたたかなひだまりや楽しくにぎやかな会話を連想させるオレンジは
男女問わずに愛されるカラーです。
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2019年のキーワードには、性別や文化、価値観などの違いを理解し、
多様性を認めるダイバーシティが謳われるようになっていることから
「コミュニケーション・寛容さ」や、
東京五輪開幕が迫っていることから「スポーツ・健康」などが挙げられています。
そうしたイメージにもぴったりな色ですよね。

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とってもエネルギッシュな色なので、壁紙に使うと、
逆に安らげない…という面もあります。

一方で、キッチンや玄関扉といったところに使うと、
アクセントにもなりますし、印象に残る部屋にもなります。

世界的に有名なのがアメリカ「PANTONE」社が発表した
2019年のトレンドカラーは◆リビングコーラル◆
livingcoral
アウェイクニングオレンジ同様、
活気と暖かさを感じさせるとともに、
まろやかさ、やわらかさを含んだコーラルの色合いは、
男性でも女性でも、身の回りの取り入れると、笑顔になれそうですよね。
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アメリカ「PANTONE」社は日々の生活の中に
デジタルテクノロジーやソーシャルメディアがあふれる今、
人々がふれあいや実体験を探し求めて生きていると分析しています。
リビングコーラルは自然界での滋養溢れる色であるとともに、
そうしたデジタルの中でも、生き生きとした存在感があります。

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建物で使うならば、白やベージュとの相性が抜群。
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バスルームやお部屋の一角をピンクにすれば、温かみのある印象になります。
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また濃淡のあるピンクを組み合わせることで、甘すぎない、
でも可愛くて親しみあるの印象になります。

 

部屋と人々のかかわりが徐々に変化していることを表したのが
2018年秋冬JAFCAプロダクツ&インテリアカラー。
今回は自分と部屋との関わりをテーマとしたStance スタンス」
カラーグループとして提案しています。
参考:https://www.jafca.org/colortrend/productsandinterior/2018AW.html

デジタルテクノロジーの進歩により、今は家にいながら仕事も会話もできる時代。
プライベートな空間であった部屋が
オフィシャルな場に早変わりすることもあります。

そのどちらも大切にできるような
「穏やかな空間と構えが必要な空間」対「自分」をテーマにした、
4段階のカラーグループをご紹介します。

甘え Stance 1.0
甘え Stance 1.0
自分が自分でいられる、静かで、穏やかな空間を作るための色。
甘すぎないペールカラーと、全体を引き締めるためのダークカラーとで
構成されて、心落ち着くお部屋にぴったりです。
毛足の有る素材、艶消しだがすべらかな手触り、紙のような質感、
フロストガラスのような半透明、などの素材で表現するのがお勧めです。
 
眠り Stance∞
眠り Stance∞
寝室はもちろん、最近はやりのプロジェクターを使った
シアタールームにもピッタリの色合いです
ビロード調など、色の深みを表現できる素材ならば、
光の具合でも色合いが変わり、おもしろみのあるお部屋になりそうです。
 

和み Stance2.0
和みStance2.0
温かい気持ちになれる色合いです。
ベタ塗りで使うと、少し荒っぽいイメージになってしまいますので、
光沢のある絹を用いたり、白壁に線で描いたりすると、
洗練されたスタイルに見えます。

気取り Stance3.0
気取りStance3.0
ビジネスやパーティーの場などに使用すると良いでしょう。
黒を地に他の色を柄としていれてもよいですし、
金属素材との合わせもモダンですてきです。

 

あらたな入居者のためにモデルルームを作ったり、
退室後のリフォーム、リノベーションをする時期。
トレンドの色を取り込んで、
 人気の出るお部屋づくりを考えてみてはいかがでしょうか?