年の暮れ迫る今の時期、皆さんは不動産をお任せしている
管理会社や不動産会社の方と連絡は取っていますか?
「自分も忙しいし、連絡取りにくいな 😕 」
「年明けからで大丈夫でしょう 😉 」
などと油断していませんか?
不動産業は実は12月が閑散期。
この期間を「1月の繁忙期前のお休み期間」ととらえるか
「1月に向けてスタートダッシュを決める時」ととらえるかで
2~3月までに空室を埋められるか否かが決まってきます。
今回は今年中にやっておきたい、空室対策についてお話します。
■入居者の動きが早まっている!?その理由とは
人口減少で経営が厳しくなっているのは、賃貸だけでなく大学も同じ。
各大学は早めに学生を確保するため、AO入試や推薦入学など
さまざまな入試制度を用意しています。
中には、年内までに合格者の半数を決めてしまう学校もあるほどです。
遠方から受験する学生の親のなかには
試験や合格発表に同行し、その日の内に不動産屋さんを回り、
子どもの部屋を決めるという人もいます。
人事異動にともなう転居についても
最近は家族に配慮し、早いタイミングで内示を出している企業も多く、
10~12月は決してゆっくりしていられる期間でないことが分かります。
■転出情報を予測して、情報をすかさず提供する!
入居する方が早く動くということは、
実は転出する側も早めに退去予定が決まっているということです。
学生であれば、卒業やキャンパス変更のタイミングは分かりやすいので、
一度不動産会社側などから「今年度の退去予定はありますか?」と確認、
あるいは入居者に一斉DMなどを送ることができるのであれば、
「今年度の退去予定はありますか?またそれはいつ頃を予定していますか?」
など、事前にヒアリングをするとかなり助かります。
ポータルサイトにも「4月入居可物件」など掲載できると、◎です。
■「空室」「空室予定」が役に立つ!
広角カメラで部屋を広く見せる ことが流行っていましたが、
サイトで見る部屋の広さと内覧時でギャップができて、
うまく成約しないというお話もよく聞きました。
今は、実際の部屋の大きさを伝え、そこでの生活のイメージを伝えることが
より成約につながると言われています。
そこで有用となっているのが「VR内覧」と「ホームステージング」です。
■VR内覧
WEBからでも360度画像が見ることができます。
内覧に行かなくても、気になる部分がチェックできて、
そのまま成約につながることもあります。
■ホームステージング
実際にどのくらいの家具が置けるか、どんな生活ができるかを
イメージしやすくなります。
VRとの合わせ技で、さらにリアルな情報をWEBで多くの人に
伝えることができます。
現在空室がある、あるいは今後空室になる部屋があるなら、
是非VRの撮影とホームステージングをしてみましょう。
現在入室中であっても、同タイプのお部屋の紹介ができるだけで、
物件の印象も強く残ります。
もし入居者に協力してもらえる(寮などであれば在学生に許可を得て)ならば
お部屋を実際に見せるのも手です。
■今からでも間に合う!空室対策投入!
エアコン、温水洗浄便座はもちろん、
トイレ・バス別、ネット無料、宅配ボックスなど、
空室対策としておすすめされる投資設備は多々あります。
ただどれも1~3月工事期間をとって導入では、「入居者募集に間に合わない! 😐 」と
お思いではありませんか?
実はポータルサイトなら特記事項に「4月1日からネット無料!」など導入日を
きちんと書いていれば、データベースの項目を増やすことができます。
導入を予定しているのに、ポータルサイトで項目のチェックを増やしていない人は
その分、閲覧数が1万単位で損していることもあるので、
設備導入の際は、ポータルサイトの更新、
そして仲介の人の口添えもお願いする
ことが大事です。
物件を探す人がスピーディーになっている今、空室の情報も
「スピーディー」にかつ「分かりやすく」伝えることが必要になっています。
12月の内に仲介の方や設備導入の企業などとしっかり連絡をとり、
万全の態勢で1月頭から入居者をゲットしていきましょう!