「きれい」を保てば、つながる長期入居!

貸している部屋が汚部屋に!?先週お届けいたしましたが、その理由を3つにわけると
😕 整理ができない
😳 収納ができない
😥 習慣にできない
という部分があげられます。

この問題、実は入居者だけでなく、物件の弱点にも関係しているかも。
今回は、「きれい」が保てる物件づくりについて考えます。


近年では、自分で家維持する費用やわずらわしさなどを考え
あえて住まいを「賃貸」で考えている人も増えています。

入居者が、家に愛着を持ち、長く住んでもらうためにも
部屋をきれいにできる「お手入れがしやすい」部屋を考えていくべきです。

■壁
・汚れ防止性能付きのコーティング
壁にはお子さんがいるとクレヨンで絵を書いたり、
たばこのヤニがついたりと、色々な汚れがついてしまいます。
そうした汚れを防いでくれるのが、
「汚れ防止性能付きのコーティング(表面がフィルムコーティングされたもの)」。
壁紙自体がコーティングされているものもありますし、
ハウスクリーニング業者には、
そうしたコーティングをしてくれるところもあるので、
原状回復の際、利用してみると良いかもしれません。

・消臭機能付きクロス
たばこやペットの匂いはもちろん、
知らぬ間についてしまう生活臭も軽減してくれます。

■床
・フロアタイル
クッションフロアと同じ塩ビ系の床材ですが、
汚れが簡単に拭き取れるうえ、クッションフロアよりも丈夫です。
既存のフローリングに上張りすることもできますので、
施工費用と工期の節約になります。

■靴箱
玄関には靴はもちろん、傘や鍵、判子など
おきたいものがたくさん!
ただ、ボックスをおくところがないという物件もたくさんありますよね。
その時は扉なしの棚をつけるだけでも、見栄えが違います。
履く靴を置くだけでなく、掃除しやすく綺麗なオープンな玄関収納が
おすすめです。

■洗面所
女性向け、DINKS向けの物件であるならば、
一体型の洗面化粧台より、収納付きのミラー+洗面台のほうが
細かい棚の掃除も手間がなく見た目もおしゃれです。
また気を付けたいのが、すき間のできない、
サイズのぴったりとしたものを選ぶこと。
とにかく入居者の些細な手間もないよう、注意しましょう。

■ゴミ捨て場
夜働いている方、外国の方、お年寄りにあるのが
 😕 「ごみの捨て方が分からない」
 😥 「ごみを捨てるのがめんどくさい」
という理由でごみを溜めてしまうケースです。

・ごみの捨て方
ごみの仕分け方や、いつ捨てて良いか、は
外国の方だけでなく、若い方でも分からず、
結果的にごみを部屋に放置する、という人もいます。
 💡 ゴミ捨て場に分別や回収日を大きく掲示する
ことで、改善されたりもします。
わざわざ話をしに行くこともあるかもしれませんが、
ルールをきっちり守ってもらうことで、
部屋の中だけでなく共用部も清潔に保てます。

・ゴミ捨て場が汚いから捨て方が雑になる
管理や掃除が行き届いておらず、
😡 「汚いごみ捨て場は利用したくない」
と、そのまま部屋にゴミを溜めてしまう人もいます。
またお年寄りにとって、無秩序なごみ捨て場でごみを捨てることは
大変労力のいる作業です。
誰もがごみを捨てやすいように、管理や清掃をすることで
🙂 「私もちゃんとごみを捨てよう!」
という意識づけにもなります。

 

お手入れしやすいのはもちろんですが、「デザイン」も大事。
工夫しだいで、入居者にとってお気に入りの部屋になることができます。
😉 「この部屋を汚部屋なんかにしたくない!!」
と愛着を持って綺麗に長く住めるお部屋づくりをしましょう。