さとり世代の学生が選ぶ物件とは

100円均一やテーマパークのイベントは、早くも「ハロウィン」色 😈 に染まっています。
あっという間に、新入学生や新入社員さんが家を探し始める時期、
オーナー様の「繁忙期」が近づいていますね。

若い人のニーズを捉えた物件にしようと、
色々と準備している方も多いかと思います。

家探しを始める若者はいま「ゆとり世代」から「さとり世代」へと
移り変わっているとか…

さとり世代の若者が求める物件の条件について、考えてみました。


さとり世代とは…
インターネットで生まれた俗語なので、あまり知られていないかもしれませんが、
今の20代を中心とした若者を如実に表しています。

大きな特徴として、「欲がない」ことがあげられます。
恋人を欲しがらない、車を欲しがらない、結婚をしたがらない、旅行に行かない…
贅沢をしたがらず、お金は最低限の生活ができればいい、
人間関係もあまり広げたがらず、なによりも「安定」を望む。
欲張らず、悟りを開いたような若者たちが今を生きています。

学生マンションや学校寮など、11都道府県で展開している
ナジック学生情報センターグループが8月27日に発表した
ナジックひとり暮らし学生 実態調査2018」から、
そんな若者たちの姿を見て見ましょう。

二人に一人は自炊!
食生活とお金の節約への意識が高い。
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学外(住居)での食生活に対しては、
「自炊することが多い」と答えた人が約半数でした。

さらに、自炊をしない人でも、栄養バランスやお金について考え、
外食よりも、弁当や総菜を買い、家で食事をする人が多いです。

1人暮らしで困ることは?という設問に対しても
・病気になったとき 68.4%
栄養バランスが悪くなる 54.4%
・食事代や光熱費など、お金がかかる 42.7%
と体や食の心配事が多いようです。

コンビニよりスーパー!
部屋を選ぶとき、重視したほうが良い利便性については、
コンビニよりも「スーパーが近くにある」ことがよいと答えた人が多かったです。
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コンビニよりもコスパがよく、品ぞろえも豊富。
自炊派も多い今どきの学生にとっては、
レストランよりもスーパー
魅力的に見えるよう。

時間やお金を無駄にしないためには
「駅近」ももちろん重視したいポイントと答えています。

欲のないさとり世代が、欲しい!と思う設備
「最低限の生活ができれば… 😉 」というさとり世代ですが、
彼らの言う最低限は、なかなか、ハードルが高いです。

家賃が多少高くなっても部屋に欲しい設備・サービスを見て見ましょう。gurahu2
「バス・トレイ別」を希望する学生は3人に2人。
他にも「独立洗面台」や「室内洗濯機置き場」など
水まわりの環境にこだわる人は多いです。

リフォームの際は、まずここに力を入れてみることが大事。

リフォームが難しい、また全室に広く効果を出したいなら
「無料Wifiサービス」「宅配ボックス」。

大学生のスマホ所持率はほぼ100%!
通信費を節約できる「無料Wifiサービス」はとても魅力的です。

またネットショップの利用はもちろん、
親元からの差し入れもある学生にとって、宅配ボックスも便利ですが、
実際には使ってから効果を実感する人が多いので、
Wifiサービスの設置をまず優先したほうがよいかもしれません。

 

これから学生向けのマンションを考えている人は
■水回りの充実
■インターネット環境の整備
はマスト!
ほかにも
■駅が多少遠くても、スーパーが近いことは大きな利点になります。

プラスアルファをめざすより、
しっかり堅実に、若者の言う「最低限」をクリアすることが、
繁忙期の勝ち筋につながるかもしれません。