災害を防ぐ!オーナーの責任

9月3日~5日にかけて、日本を縦断していった台風21号。
大阪市では最大瞬間風速47.4mを記録し、
足場が飛ばされたり、飛んできた物でガラスが割れたり、塀が倒れたりなど…
多数の被害が発生しました。

死亡事故も発生しましたが、
飛ばされてきた門扉、クーラーボックスなどが当たってきた方、
トタン屋根が飛んできて、ガラスを割って部屋に入り、それが当たった方など
防げたかもしれない案件もあります。

自分の物件の不備が、誰かの命を奪う。そんなこともあり得るのです。

今回は、改めて、災害後の建物の点検・
そして災害に備えた点検・修繕について考えましょう。


■台風後の物件チェック
台風が通った後、暴風雨にさらされた家はダメージを受けています。
そのダメージを放置しておくと、急速な劣化につながったり、
次の災害に耐えられなかったりします。

被害を最小限に食い止めるには早めの点検をしましょう!

●屋根のチェック
□屋根瓦がずれている
□瓦、スレートに割れがある
□漆喰が崩れている
□板金が飛ばされている。固定している釘が浮いている
□飛来物がぶつかった痕跡がある
□排水溝にゴミや葉が詰まっている

屋根の問題は雨漏りなどにつながるほか、
強風が吹いた時、人々に襲い掛かる脅威になりかねません。
ただ、点検の際の転落事故も多発しています!
目視が難しければ、業者とチェックしてください

●外壁のチェック
□塗装が剥がれてしまっている。
□外壁ボードが浮く、ひび割れるなどしている。
□塗り壁にクラック(ひび割れ/亀裂)が入っている。
□シーリング(コーキング)部分に割れや亀裂が入っている。
□窓枠サッシが損傷している。

飛来物で、外壁も欠けや被害を受けることがあります。
そこから水などが染み入ると、さらに劣化し、雨漏りやカビの被害につながります。
窓枠サッシやひさしの損傷や、シーリングなどの接合部分も損傷があると、
内部にダメージが蓄積されやすい状態になるので、
小さな被害も見逃さないようにしましょう。

●雨どいのチェック
□雨どいにゴミや葉が溜まっている。
□雨どいに割れや歪み、傾きがある。
□樋部分が支持金具から外れている。
□雨のときに雨どいから雨水があふれる。

ゴミや葉などの詰まりで、雨水が適切に排水されなければ、
水が建物内部に浸み込んで、雨漏りなどの被害にあう可能性があります。
雨どいは雨を受け止めるなど、負荷の高いわりに、耐久性がありません。
台風の後はもちろん、年に一度は点検を行いましょう

●そのほかのチェック
□外回りの柵が折れる・倒れるなどの損傷を受けている。
□ベランダの排水口にゴミや葉が溜まっている。
□ベランダで雨漏りが発生したり、防水シートが破損している。
□カーポートや駐輪場の屋根が破損している。
□室内で雨漏りが発生している。

外にあるベランダは雨漏りが始まりやすい場所です。
まずは清掃。そして、点検。
入居者にも清掃の協力をお願いし、みんなが住みよい建物づくりをしましょう。

 

台風による損害は、修理費用を火災保険で賄えることがあります。
台風や突風など強い風が原因の災害を風災といい、それをカバーする
「風災補償」特約が多くの火災保険、共済保険に付帯されているはずです。

保険会社や修理業者に相談すれば
スムーズな対応を教えてくれるでしょう。

ただ台風通過後は、一時的に業者への依頼が殺到し、
なかなか修理を頼めないこともあります。

一番は台風や、これからは冬の雪に備えるなど、
いつ災害が発生しても耐える物件にするため
定期的にしっかりメンテナンスをすること。

特に、10年以上、物件を点検していないという人は要注意です。
今回台風の被害にあった方は、業者まではいかなくとも
必ず自分の目で点検・入居者への聞き込みを行うことが大事です。

「これくらいならまだ平気だろう 😉 」「今はまだいいだろう 😮 」そんな油断が
自分の物件だけでなく、誰かの大切な住まい、人を傷つけてしまう可能性があります。
災害に備えて、万全の準備を行いましょう。

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