「相続問題」で困らないために、知っておきたい
相続の基礎知識をご紹介します 😳
相続税の注意すべきところは、相続税が発生した翌日から、
10ヵ月以内に現金で一括払いしなければならないことです。
相続財産の中に預貯金があればいいですが、相続財産が家や土地しかない
といった人は案外多いです。
家を売るにも時間がかかりますし、タイミングよく売れない
可能性の方が高いです。
相続税は、確定申告のように自己申告制となっています。
残された家族がいきなり、「数百万円以上の相続税を払ってね」
と言われるのは困りますよね。
また、相続税を払わずに放置していると、加算税や延滞税がかかり
罰金がさらに重くのしかかることになります。
そうならないためにも!
3つの相続対策を頭に入れておきましょう!
①遺産分割対策
「分割対策」とは、「どの資産を誰に相続させるか」や
「どのように相続させるか」が重要です。
遺言の作成、貸宅地や市街地山林などの不動産を生前に整理整頓し、
相続時に分割しやすいように組み換えておく対策です。
②相続税納税対策
「納税対策」とは、相続税が発生した場合に向けて、
「いかに納税資金を確保するか」が重要です。
生命保険の活用や納税売却予定地の整備など、10カ月以内に現金で
一括払い出来るように準備をしておく対策です。
③相続税節税対策
「節税対策」とは、いかに、生前贈与をうまく利用するか、
アパートを建てるなど、資産を減らしたり、評価を下げたりして
相続税を減らす対策です。
相続対策をしなければこんなことが起こってしまいます。
●亡くなる3年前までの贈与には相続税がかかり、
直前の対策を税務署に認めてもらえない為、亡くなる直前に
相続対策しても、うまくいかない。
●相続の発生後(=被相続人の死後)にできる対策はわずか。
このように、残された相続人への負担が大きく、揉めてしまうと
数年~数十年も頭を悩ませることになってしまうわけです。
家業を営んでいる場合、相続人同士が揉めると家業継続が困難に
なることもあるかもしれないですよね。
まさに、「骨肉の争い」とは、こういうことです。
生前に少しの対策で、相続税ゼロも夢ではないはずです。
死に関することだから、まだ大丈夫かなぁ…と、先延ばしにせず、
相続を受ける残された家族も円満に暮らせるよう
60歳前後には対策を始めておくべきですね 😛