11月9日は「換気の日」

 😎 11月9日(いい空気)は、「換気の日」と言われています。
本日は、住まいの換気についてお届けします 😉 

 😆 まずは、住まいの湿気空気の汚れのお話から・・・

水蒸気は、一日で一体どの位発生していると思いますか?
・・・なんと!一日で10リットル以上
牛乳瓶75本分もの結露が発生しているんです !
湿気の多い環境は、建物だけでなく私たちの身体にも
影響を与える可能性があります。

そして、もう1つが空気の汚れ問題。
私たちが呼吸を続ける限り、CO2は発生し続けます。
平均的な成人で一日約480リットル
家庭用のゴミ袋に換算すると、10個以上ものCO2を
生み出していることになります。
小さなお子様が居るご家庭にとって、空気の汚れは特に
気になるところですよね。

 以上のことから、いかに室内の換気が重要かわかりますね。
換気の方法には、大きく分けて機械を用いない「自然換気」と
機械を用いた「機械換気」があります。

 💡 今回は、「自然換気」に注目してみましょう。
 
ただの自然換気ではない!パッシブ換気とは
自然換気は、気圧や自然の風の流れで
空気を入れ替えることです。

この自然換気では、空気の入れ替えが安定に行えない
というデメリットがあります。
そこで近年注目されているのが、「パッシブ換気システム
という方法です。
簡単に説明すると、“計画自然換気”と表すことができます。
パッシブ換気のシステムはとてもわかりやすくなっています。
空気を部屋に取り入れる給気口を設置し、そこから吸収された
空気が床下換気で暖められ、家全体に暖められた空気が巡る
というシステムです。

パッシブ換気のメリット
・快適性がアップ!
きちんと家全体に換気システムが行き届いていなければ、
リビングが暖かくても2階はまったく暖かくならないなど、
部屋によって差が出てきてしまいます。
しかしパッシブ換気は、床下暖房のおかげで家中どこでも暖かく
冷気を感じることもまったくありません。

・寿命が長い
機械を使用した換気システムだと、定期的なメンテナンスが
必要で、機械が故障してしまうこともありますよね。
しかし、自然換気システムを取り入れているパッシブ換気は、
機械のようにメンテナンスをこまめに行う必要はありません
そのため、メンテナンス費用がかからず、ずっと使い続ける
ことができます。
また、パッシブ換気にすると床下が乾燥状態になり、
家の耐久性がアップします。

・電気代がほとんどかからない
最大のメリットは、「環境にやさしい省エネシステム」であること。
パッシブ換気は機械に頼らない換気システムであるため、
無駄な電気を使わずに自然エネルギーで換気することができます。
たったエアコン一台で家の中にあるすべての部屋に暖かい風を
送り込むことができます。
一部屋ずつエアコンをつける必要がないので、手間も省けて経済的です。

パッシブ換気を導入する方法・注意点
以下のポイントをクリアしておかなければ、パッシブ換気を
取り入れることはできません。

  • 床下吸気(絶対!)
  • 空気を家全体に送るための床ガラリ・間仕切り壁
  • 排気用煙突
  • 床下暖房
  • 基礎断熱の導入
  • 基礎形状

導入方法としては、基礎断熱を導入できる基礎形状をきちんと
選定しておかなければならないでしょう。
基礎形状がしっかり計画されていなければ、スムーズに
換気をすることができないので、注意が必要です。

★★クリアしておかなければいけない条件は沢山ありますが、
「低コストで換気システムを取り入れたい!」という方には、
最適なシステムと言えます。
換気方法にお悩みの方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。★★