空室の活用として「民泊」が注目されていますが、
他にも数が増えてきているのが「レンタルスペース」。
空いているスペースを有効活用する貸し会議室のようなものです。
しかし、その用途は会議だけでなく多種にわたります。
今回はこの「レンタルスペース」がなぜ増えてきているのか。
オーナーとしてのメリット、デメリットを考えます。
レンタルスペースの使用用途ですが、ポータルサイトを見ていただいても
分かるようにかなり多岐にわたります。
インスタベース
https://www.instabase.jp/
スペースマーケット
https://spacemarket.com/
女子会やレッスンスタジオ、撮影スタジオ、展示会etcetc
貸しスペースとして掲載されている場所も
マンションの一室、店舗の空き時間、倉庫、屋上とさまざま。
若者には広いキッチン付きのワンフロアが人気とのこと。
😉 一人暮らしの家にはない大きなキッチンで友達とお食事会
料理を作る楽しみがある上に、飲食店に行くより安く済む!と
いつもと違う場所+お得なのが受けているようです。
★★メリット★★
■用途を自由に設定
民泊や会議室と違い、用途が広がることで、それだけニーズも広がります。
また使用する時間帯も設定できるので、
その時間帯から使用する時間を選んでもらえることもできます。
ただ、住宅以外の用途として利用するのなら、
用途変更の手続きが必要になる場合があります。
役所に確認してみてください。
■住居用の数倍ともいえる利益率があがることも
小さな会議室になると1時間当たり1,000円~。
広いキッチンやテレビ、DVDなど設備有のパーティースペースなら
5,000円~となっており、
人気の場所では月100万の利益が上がることも。
効率的に運用すれば収益力は高く、
空き家の活用としては非常に魅力的です。
■民泊のような清掃コストがそれほどかからない
使用後多少清掃が必要ですが、民泊のようにリネン替えの手間はありません。
コストパフォーマンスを考慮しても、
空室のまま入居者を待つより有効的な活用といえます。
面倒な予約の管理はポータルサイトに任せることもできます。
鍵の受け取りや照明、エアコンまでも、
お任せできる業者がいるので、そちらに依頼するのも手です。
★★デメリット★★
■自分の土地やエリアでなにに利用できるか、誰が利用してくれるか
■利用者募集をどうしていくか
といったデメリットがあります。
あらかじめ考え、設備を整えたり、宣伝をしていかなくては
結局空きスペースになってしまいます。
本格的にレンタルスペースを始動する前に、
まずは自分が利用者として、プレオープンで友人たちを招いたり、
周辺地域の人を招待してもよいでしょう。
カーシェアやパーキングシェアなど「所有せずにシェアする」という考えは
今後定着していくと考えられています。
同じ棟で空室が複数あるのであれば、一室はモデルルーム兼レンタルスペースに
してしまうのも、一つの手かもしれません。