変化するコインランドリー

「コインランドリー」と聞いて、どんな印象を持ちますか?

 🙂 一人暮らしで洗濯機がない人が使うもの
 😕 なんだかジメジメして薄暗そう
 😥 洗濯物が盗まれることもあるって怖い
 😐 今時使ってる人、いるの?

実は「コインランドリー」、今投資先として注目されているんです。
今回は今時の「コインランドリー」と、その運用について考えていきます。


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厚生労働省によると、コインランドリーの数は
年々増加傾向にあると発表されています。

かつてコインランドリーは、家に洗濯機を置いていない単身者が使うという
「おうちの洗濯機」の代わりでしかありませんでした。

しかし、最近のコインランドリーには
・一度に大量の洗濯物が洗える大型洗濯機
の他にも
・毛布や羽毛布団、カーペットまで洗濯可能
・性能の良い乾燥機でふわふわに仕上がる
・靴も丸洗いできるスニーカーランドリー
などおうちの洗濯機にはない、高機能な洗濯機が置いてあります。

さらには
・カフェスペース
・野菜などが販売される朝市
・月1の抽選会
など、洗濯をする以外にも、訪れたみんなが楽しめる場所 🙂 になっています。

コインランドリーの大きな変化は
メインターゲットが「子育て世代の女性」になったこと。
共働きが多くなり、家事の負担を減らして時間短縮もできる
コインランドリーが重宝されるようになってきたんです。

今、コインランドリー経営はリスクコストが少なく
手間もかからない、ねらい目の投資方法として注目されています。

・他業種に比べ、立地条件の影響を受けにくく、
 遊休地や空き店舗の活用に有効
・敷地の条件に合わせて設計できるので、他業種とも組み合せることができる
・機械の減価償却により、節税対策にも最適
中小企業投資促進税制の利用が可能です。)
・少ない投資額から始められる

まずは個人よりもフランチャイズや代理店として経営する方が良いでしょう。
色々な事業形態があるので、自分の土地や時間に合わせて、選択しましょう。

リスクコストが少ない、手間がかからないといっても、
気を付けておくべきこともたくさんあります。

●設備投資が高額
土地、建物の他、機械などの初期投資額として
おおよそ1000万円〜2000万円ほどの資金が必要となります。
コインランドリー経営のために新たに土地を購入するより、
すでにある土地を活用するひとつの手として考えた方がリスクは少ないです。
●ターゲットを見据える
近隣にコインランドリーを使用するような家族連れが住んでいるか。
同業店舗などがいないか。マーケティングを行い、計画を立てることは大事です。
●手間がどうしてもかかる
「集金」「両替」「清掃」は定期的にしなくてはいけません。
特に「清掃」は毎日、できるだけこまめに行うことがリピートにつながります。
毎日定時に見回ることで機械トラブルも対処できるので、
業者委託などをして、対応しましょう。

マンション経営も、そのマンションにしかない
プラスアルファをつけることで入居者がつくように、
コインランドリーも様々なプラスアルファをつけることで
明確なターゲットが定まり、需要も伸び続けています。

人任せにせず、道筋を立てて資産運用することが
成功の必須条件なのかもしれませんね。