先日7月7日、大阪浪速区の9階建てビルで
6階部分の外壁タイルが剥がれ落ち、落下。
女性が後頭部に軽傷を負う事故がありました。
お店の方は「落ちる予兆もなく、本当に驚いている」と話していたそうです。
タイルが剥落してしまい、事故になることは少なからずあり、
最悪死亡事故につながるケースもあります。
タイルではありませんが、看板の落下事故を例に見てみると
1997 年、台風による強風で渋谷区商店街入口に設置されていた
旧アーケード看板(重さ4t)が倒壊、数人が下敷きとなり男性一人が死亡。
安全点検や補修工事をせずに看板を放置した責任を問われ、
商店街組合、役員、理事が計1億円の賠償金を負いました。
看板やタイルなどマンションの維持管理責任は管理会社やオーナー様にあるため、
安全点検や補修工事を怠っていると、
大変な事故を引き起こす上にオーナー様が加害者 😯 になってしまうんです!!
☆建物診断のススメ☆でもお伝えしましたが
目視だけでは建物の状態をすべて見ることは難しいため、
10年に一度は点検を依頼するよう心がけてください。
今回は事故を防ぐためにも必要な、タイルの点検・補修についてお話します。
タイルは主に、
○モルタル面(建物とタイル、背面部分)
○タイル間の隙間(側面)
の接着力によって、壁に張り付いています。
タイルの剥離は、
1.モルタルの収縮、膨張のゆがみ
2.雨水の侵入
によって接着力がなくなり、起こってしまうのです。
タイルは塗装や鉄部の錆などのような「経年劣化」で不具合が生じるよりも、
様々な箇所で、様々な理由で接着力が低下し剥離してしまいます。
気付いていないだけで「浮いている」タイルは実は多く存在します。
しかし浮いているタイルは必ず剥がれるというわけではないため、
危険度が表から見てなかなか分からず、
突如として落下する場合もあります。
建築基準法上、3年ごとに課される定期検査に、
外壁タイルの打診診断があります。
「手の届く範囲を打診、その他を目視調査、結果、異常が見られた場合は、全面打診調査」
「竣工、外壁改修工事竣工後10年を経てから最初の調査の際に全面打診調査」
とされていますので、ここはしっかり押さえておきましょう。
●電動ドリルで躯体コンクリートに貫通するまで穴を開け、エポキシ樹脂を注入、
ステンレスピンを挿入してタイルを留める「ピンニング工法」
が主流です。
また、タイルに付加機能をつける方法として
高機能性塗料もおすすめです。
例えば、ホープハウスクラブで扱っている「エコピュアグロス」
●透明な塗膜でタイルに輝きが戻る
●雨水の侵入、防水性をプラス
●機密性が高く、遮断性に優れているので、酸性ガスや塩分からコンクリートを守る
●高耐候性上塗との組み合わせで耐久性、耐汚染性に優れた仕上げが可能
など、塗装でタイルの弱点を補うこともできます。
建物は本来、人の暮らしや幸せを守るもの。
しかし、きちんと管理しなければ、
タイルの剥落、倒壊など人を危険に晒すものになってしまいます。
建物の健康を守るために建物診断や補修などについては、お気軽にご相談ください。
【ホープハウスお問合せ先】
◇関西◇ 0800-111-2188
◇関東・東海◇ 0120-708-114
※建物診断以外にも、リフォームについての相談も随時受け付けています。
皆さまからのお問合せ、心よりお待ちしております!!!
★耐久性、他効果にも優れたフッ素系塗料も扱っております★
★物件の状態、オーナー様のご要望に合わせて、ご相談に応じます★