今回、2回目の登場となります、カラーテクニックの専門家
イマジネーションカラーズ代表 二宮恵理子先生より
おさらいも兼ねて、もう一度色の重要性についてお伺いしました。
15年間で15,000人以上を診断したパーソナルカラーアナリシスの経験を活かし、
カラー&イメージコンサルタントとして、人だけにとどまらず、商品・インテリア・エクス
テリアまで多方面にて色彩学を元に独自の色彩界を繰り広げている。マンションオーナー
向けには、物件のカラープランニング講座、資格取得講座を開催。年間100棟を超
える物件のカラー提案を行い、カラーテクニックを施した家主からは満室経営につな
がったと高い支持を得ている。
今まで物件のカラープランニングについて何度かご紹介させて頂いてきましたが
その後、物件の色について意識はされていますか?
どうして黒板が緑色か?どうして工事現場は黄色が多いのか?すべて意味があります。
人の五感情報の割合は・・・
味覚1%
嗅覚2%
触覚3%
聴覚7%
視覚87% と言われています。
その中で、視覚情報の割合は・・・
形・素材 20%
色 80%
というデータで証明されています。
では、今回は、皆さんも気になる「インテリア」のカラーについてです。クロスの色なんかは皆さん悩まれるのではないでしょうか?
迷ったときは参考にしてくださいね。
色相差による温度感
暖色系・寒色系のお部屋はどちらが心地よいですか?
字のとおり、暖色のお部屋は体感温度を2℃上げるといわれています。
色相差による距離感
暖色系は進出色、寒色系は後退色とも言われています。
広く見せたいなら、後者をお勧めします。しかし、寒々しい印象になってしまう為、
使い方には注意が必要です。
明度差による圧迫感(壁)
内覧者の目につくものを、と壁に濃い色を塗る業者様、オーナー様いらっしゃいますが、圧迫感があり、狭く感じてしまいます。また、疲れやすくなります。
明度差による圧迫感(天井)
天井に床より濃い色を入れると面積がひろい分、圧迫感があり、しんどく感じてしまいます。
長期的には住めない物件になってしまいます。
少しでもくつろげる部屋を目指すなら、濃い色は使い方に注意しましょう。
以上の事から、「色彩の方向性」をしっかり決めて、楽しんでプランニングすることも大切ですね。
色を操り、目指せ!満室経営!! 😀
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